キシノウエトタテグモ

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キシノウエトタテグモ成体(メス)(広島県広島市; 撮影: 片山一成, Nov. 22, 2022)
キシノウエトタテグモ成体(メス)(広島県広島市; 撮影: 片山一成, Nov. 22, 2022)

キシノウエトタテグモ Latouchia typica

分類

動物界 Animalia > 節足動物門 Arthropoda > クモ綱(クモガタ綱) Arachnida > クモ目 Araneae > トタテグモ科 Ctenizidae

解説

  • 本州・四国・九州の低地に分布する.
  • 県内では沿岸部で生息が知られており,分布域は限定されている.
  • 崖地などに横穴の管状住居を作り,入口に片開きの扉をつける.地面に縦穴を作ることもある.
  • 雌は 12-20 mm,雄は 10-15 mm.頭胸部と歩脚は黒褐色,腹部は紫褐色である.歩脚が太い.また,触肢も太いため,脚が 10 本に見える.
  • 成体のメスは一年中みられる.一方,成体のオスは 9-10月頃に出現し,メスを求めて徘徊する.

天然記念物・RDB

  • 環境省RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ(2003):準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ(2011):準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ(2021):準絶滅危惧(NT)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

参考文献

  • 馬場友希・谷川明男. 2015. クモ ハンドブック. 111 pp. 文一総合出版, 東京.
  • 新海栄一. 2017. 日本のクモ, 増補改訂版. 408 pp. 文一総合出版, 東京.

インターネットリソース

更新履歴

  • 2022.12.01 ページ作成.

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