コサメビタキ

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コサメビタキ(広島県広島市; 撮影: 岡崎賢二, Apr. 24, 2015)
コサメビタキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子; , Sep. 20, 2019)
コサメビタキ.東広島キャンパスでは春・秋に渡り途中の個体を観察することができる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2020)
コサメビタキ(廿日市市宮島町; 撮影: 熊谷美登)

コサメビタキ Muscicapa dauurica dauurica

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > スズメ目 Passeriformes > ヒタキ科 Muscicapidae > サメビタキ属 Egretta > コサメビタキ(種) Muscicapa dauurica > コサメビタキ(亜種) Muscicapa dauurica dauurica

解説

  • 日本には夏鳥として渡来し,主に九州以北の落葉広葉樹林で繁殖する.
  • 広島県では,広島市や尾道市など南部,旧芸北町や旧比和町などの北部の林で繁殖が確認されており,広く繁殖していると思われる.
  • 横枝にコケと樹皮を使った皿型の巣をつくる.
  • 春と秋の渡りの季節には観察例も増え,市街地の公園などでもよく見かける.
  • センダイムシクイや他のサメビタキ属と混群をつくることもある.
  • 同属のサメビタキエゾビタキと比べるとヒタキ類の中で一番小さく,下面が最も白いのが特徴.

分布・産地・天然記念物

分布

  • エニセイ川から北モンゴルにかけての東南シベリア・ザバイカル・アムール川・満州・沿海地方・北朝鮮・サハリン・千島列島・日本・北インド・西中国にかけてのヒマラヤ山脈(繁殖),インド・東南アジア・マレー半島・フィリピン・大スンダ列島(越冬).

産地

天然記念物・RDB

  • 広島県RDBカテゴリ(2003):該当なし
  • 広島県RDBカテゴリ(2011):準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ(2021):準絶滅危惧(NT)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

  • Asian brown flycatcher

広島県方言

  • なし

ギャラリー

備考

関連ページ

参考文献

  • 宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
  • 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
  • 日本野鳥の会広島県支部(編著). 2002. ひろしま野鳥図鑑, 増補改訂版. 267 pp. 中国新聞社, 広島.

更新履歴

  • 2019.09.25 ページ作成.
  • 2022.12.24 写真追加.

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