ノジギク

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ノジギク(広島県呉市倉橋町鹿老渡; 撮影: 垰田 宏, Dec. 3, 2006)
ノジギク(広島県広島市南区元宇品; 撮影: 垰田 宏, Dec. 18, 2011)


目次

ノジギク Dendranthema occidentali-japonense (Nakai) Kitam.

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > キク科 Asteraceae(Compositae) > キク属 Dendranthema


解説

  • 瀬戸内海沿岸のものは,葉質が薄いのでセトノジギク(var. debilis Kitam.)とされていたが,北村(1981)やKoyama(1995)は認めていない.
  • 北村(1981)は「ノジギクとシマカンギクとの自然雑種があって,両者の区別が困難な個体がある」と述べている.
  • 人家に近い環境では家植菊との間にも雑種があり,例えば,広島市黄金山や廿日市市地御前などでは花色や葉形にいろいろな変異がある.
  • 染色体数が2n=54の6倍体,72の8倍体,90の10倍体が知られている.

花期

  • 11月から12月にかけて開花.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県では,島嶼部から沿岸部の海岸崖地,あるいは人為的な道路のり面や石垣などに生育する.

産地

  • 広島市宇品島や倉橋島では海岸崖地の群落が美しい.

天然記念物

標本

  • 阿多田島(mt-17191),廿日市市地御前(ts-900520),上蒲刈島(yy-11923),大崎下島(yy-12131),生口島(rn-6784),広島市宇品島(ts-931109)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 57330

文献(出典)

  • 呉市教育委員会(1977),井波(1981),広島市教育委員会(1988),関ほか(1994),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
  • ノジギクとして,下斗米(1935),Shimotomai & Tanaka(1952),土井(1983)
  • セトノジギクとして,呉市教育委員会(1977),井波(1981),広島市教育委員会(1988),関ほか(1994)
  • キバナノジギクとして,下斗米(1935),土井(1983)

引用文献

  • 北村四郎.1981. キク科.佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎・亘理俊次・富成忠夫編, 日本の野生植物 草本III.pp. 156-235. 平凡社,東京.
  • Koyama, H. 1995. Parasenecio. In Iwatsuki, K., Yamazaki, T., Boufford, D. E. & Ohba, H. (eds.), Flora of Japan, vol. IIIb, pp. 47-53. Kodansha, Tokyo.

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