ホトトギス

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動

広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 動物総合ページ > 郷土の動物 > 広島県の鳥類 > ホトトギス | 広島県の動物図鑑 / 和名順

ホトトギス(広島県東広島市黒瀬町; 撮影: 谷口昌司, Jul. 15, 2015)
ホトトギス(メス).「ピピピピピ!」と尻上がりに鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2021)

ホトトギス Cuculus poliocephalus

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > カッコウ目 Cuculiformes > カッコウ科 Cuculidae > カッコウ属 Cuculus > ホトトギス Cuculus poliocephalus

解説

  • 夏鳥として九州以北の山地の林に渡来し,繁殖する.
  • 広島県内では,平地から山地のまで全県的に記録があるが,繁殖例は少ない.
  • 自分では巣を作らず,主にウグイスの巣に托卵する.
  • カッコウ科の鳥はいずれも形態はよく似ているが,鳴き声に特徴があり,本種の繁殖期のオスは,「トッキョキョカキョク」や「テッペンカケタカ」などとも聞き取れる独特の鳴き声で昼夜問わず鳴く.
  • 鳥の鳴き声を人間の音声に当てはめ,時に意味を持つ言葉にして覚えやすくすることを「聞きなし」という(上記の「トッキョキョカキョク」や「テッペンカケタカ」など).
  • 初夏を告げる鳥として馴染み深い.
  • 東広島キャンパスでは,5月中旬以降に渡来し,キャンパス全域で囀りを聞くことができる.
  • 宮島のホトトギスも参照.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 日本・朝鮮半島・中国・東南アジア(繁殖),北のものは冬に南へ渡る

産地

天然記念物・RDB

  • 該当なし

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

  • little cuckoo

広島県方言

  • カッポウドリ

備考

ギャラリー

関連ページ

参考文献

  • 宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
  • 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
  • 日本野鳥の会広島県支部(編著). 2002. ひろしま野鳥図鑑, 増補改訂版. 267 pp. 中国新聞社, 広島.

更新履歴

  • 2017.01.21 ページ作成.

広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 動物総合ページ > 郷土の動物 > 広島県の鳥類 > ホトトギス | 広島県の動物図鑑 / 和名順