ドジョウ
提供: 広島大学デジタル博物館
(マドジョウから転送)
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ドジョウ Misgurnus anguillicaudatus
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 顎口上綱 Gnathostomata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > コイ目 Cypriniformes > ドジョウ科 Cobitidae > シマドジョウ亜科 Cobitinae > ドジョウ属 Misgurnus > ドジョウ Misgurnus anguillicaudatus
解説
- 北海道~琉球列島.国外では,アムール川~ベトナム北部,朝鮮半島,サハリン,台湾,海南島,ビルマのイラワジ川.
- 広島県では,フナと同様に非常になじみ深い淡水魚であったが,都市部の田んぼは宅地化され,農村部では農薬の使用で数を減らしている.
- 体長約13~15 cm.5対のひげを持つ.
- 河川よりむしろ小溝や田んぼに多く見かけられる.
- 泥底を好み,泥の中によく潜る.
- 広島県での産卵は5~6月,1尾のメスにオスが体を巻き付けるようにして産卵,放精する.
- 他のドジョウの仲間と区別するため,「マドジョウ」と呼ばれることがある.
- 色彩の黄変種を「ヒドジョウ」といい,観賞魚として流通している.
- 染色体数は通常2n=50だが,3倍体や4倍体もいる.
- 広島県RDB2021で準絶滅危惧(NT)に選定された.
天然記念物・RDB
- 環境省RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
- 広島県RDBカテゴリ(2021):準絶滅危惧(NT)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- マドジョウ
英名
広島県方言
- たべくりどじょう
- たべくり
- どべくりどじょう
- どべくり
- どんじょう
- どんぎゅう
- ひどじょう(色彩の黄変種の個体を指して)
備考
参考文献
- 比婆科学教育振興会(編). 1994. 広島県の淡水魚, 増補改訂版. 239 pp. 中国新聞社, 広島.
- 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
- 田口 哲. 2014. フィールドガイド 淡水魚識別図鑑 日本で見られる淡水魚の見分け方. 256 pp. 誠文堂新光社, 東京.
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