宮島のもみじについて

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宮島の紅葉

毎年秋の朝夕が冷えこみはじめると,宮島でも植物が色づき始めます.さまざまな木の葉が緑色から赤や黄,または茶色に変化し,厳島に彩りを添えます.紅葉が始まる時期は,宮島内でも場所によって多少ズレがあり,海抜の低い場所よりも高い場所,南側よりも気温が低くなる北側の方が早く色づきます.これには,気温や日照が関係しています.例年,宮島で最も早く色づきはじめるのは,宮島ロープウェイの入口にある岩惣付近の橋を少し登った広場の周辺や,藤の棚(山村茶屋)の周辺です.その次に,紅葉谷公園のもみじ荘の周辺,大聖院の登り口,木比屋谷公園が続き,最後に大元公園が紅葉します.

おすすめの見学コース

  1. 紅葉谷公園コース:岩惣周辺―紅葉谷公園(もみじ荘~ロープウェイ入口附近一帯)・・・平年で11月上旬~中旬
  2. 藤の棚コース:四宮神社―藤の棚(山村茶屋―平松茶屋)―滝町―滝橋・大聖院周辺・・・平年で11月中旬~下旬
  3. 木比屋谷コース:木比屋谷公園・・・平年で11月中旬~下旬
  4. 大元公園コース:大元公園一帯・・・平年で11月下旬~12月上旬

カエデの紅葉

宮島でも、とくに紅葉が目立ち美しく赤く紅葉するイロハカエデを観察してみると、よく日の当たる所から紅葉がはじまります。紅葉も最初から真っ赤になるのではなく、初めは黒みがかった紫色をしていますし、葉の裏はまだ緑色をしています。しかし、日がたつにつれ赤みを増し、やがて真っ赤に紅葉します。 紅葉谷のカエデは、1848~1853年(今から150年くらい前)頃に植えられ始めたと考えられています。 宮島では、本来自生しているのは、ウリハダカエデのみであり、宮島全島に自生し秋の紅葉を楽しませてくれます。

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