広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > キャンパスまるごと博物館 > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > 東広島キャンパスの生き物
キャンパスで現在見られる動物の情報です.名前や写真をクリックすると解説ページに移動します.
2023
8月
キイロスズメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 07, 2023)
モモスズメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 08, 2023)
オナガミズアオの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 08, 2023)
ヤママユの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 08, 2023)
キャンパスではトリノフンダマシ類が多く見られます.日中は葉の裏などで休んでおり,湿度の高い夜間になると巣を張ります.
シロオビトリノフンダマシの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 24, 2023)
トリノフンダマシの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 04, 2023)
アカイロトリノフンダマシの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 05, 2023)
7月
ニイニイゼミの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 06, 2023)
ヒグラシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 10, 2023)
アブラゼミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 16, 2023)
また,多くのジャノメチョウ類も見られます.
オオヒカゲの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 13, 2023)
ヒメジャノメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 01, 2023)
クロヒカゲの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 06, 2023)
ジャノメチョウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 06, 2023)
6月
ニホンアカガエルの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 12, 2023)
シュレーゲルアオガエルの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 24, 2023)
鳴くトノサマガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 17, 2023)
シマヘビの成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 13, 2023)
ヒバカリの幼蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 28, 2023)
キャンパスではネブトクワガタやヒラタクワガタ,ミヤマクワガタなどのクワガタが樹液に集まっている姿を観察できます.
ネブトクワガタの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 24, 2023)
ヒラタクワガタの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 27, 2023)
ミヤマクワガタの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 27, 2023)
- 2023.06.23 キャンパスではニイニイゼミが鳴き始めました.
- 2023.06.13 今の時期に鳴く虫が見られます.ナキイナゴは日中,ススキが生える草地などで「シャカシャカ...」と鳴いています.夜間にはキンヒバリが「リッリッリッリー」と鳴き,コガタコオロギが「ビー!」と鳴いている姿を観察できます.
ナキイナゴの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 10, 2023)
キンヒバリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 13, 2023)
コガタコオロギの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 07, 2023)
5月
トラフトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 28, 2023)
クロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 11, 2023)
ヨツボシトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 18, 2023)
ハラビロトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 11, 2023)
交尾中のクロイトトンボ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 竹内史, May. 14, 2023)
トゲヒシバッタの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 竹内史, May. 16, 2023)
- 2023.05.14 キャンパスでは脱皮中のニホンカナヘビが見られました.
脱皮中のニホンカナヘビ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 竹内史, May. 14, 2023)
コサメビタキ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 03, 2023)
ハチクマ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, May. 04, 2023)
オオタカ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 08, 2023)
4月
センダイムシクイのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 22, 2023)
キビタキのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 27, 2023)
イソヒヨドリのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 28, 2023)
キバネツノトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 14, 2023)
タベサナエの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)
シオヤトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 14, 2023)
アサヒナカワトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 16, 2023)
水辺ではミズカマキリやオオアメンボ,メミズムシなどの昆虫が見られます.
ミズカマキリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)
オオアメンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)
メミズムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)
- 2023.04.01 東広島キャンパスでは春に見られる大型蛾が出現しています.イボタガは翅の眼状紋が特徴で,危険を感じると翅を広げて眼状紋を強調します.エゾヨツメもまた眼状紋を有しており,止まっているときは翅を閉じていますが,翅を開くと角度によって青く見える眼状紋が見られます.
イボタガの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 01, 2023)
エゾヨツメの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 28, 2023)
エゾヨツメの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 01, 2023)
3月
日光浴するニホンイシガメの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 31, 2023)
ニホンカナヘビの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 31, 2023)
テングチョウやヒオドシチョウ,コツバメなどのチョウも見られました.
テングチョウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 27, 2023)
ヒオドシチョウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 28, 2023)
コツバメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 29, 2023)
- 2023.03.22 シュレーゲルアオガエルの繁殖期となり,キャンパス内ではオスが鳴いている姿を観察できます.
シュレーゲルアオガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Mar. 22, 2023)
シュレーゲルアオガエルの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Mar. 22, 2023)
2月
- 2023.11-15 キャンパスの至る所でジョウビタキやツグミを見ることができます.池の上空をミサゴが飛んでいるのも観察できました.
ジョウビタキ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Feb. 11, 2023)
ツグミ.(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Feb. 15, 2023)
ミサゴ.(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Feb. 11, 2023)
シモフリトゲエダシャクやホソウスバフユシャクなどの冬尺蛾を見ることができました.また幼虫で越冬するキンヒバリの姿も見られました.
シモフリトゲエダシャクの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 12, 2023)
ホソウスバフユシャクの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 15, 2023)
キンヒバリの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 08, 2023)
抱接中のニホンアカガエル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 07, 2023)
ニホンアカガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 07, 2023)
1月
キンクロハジロ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)
ハシビロガモ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)
トモエガモ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)
メジロガモ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)
暖かい雨が降ったことで,ニホンアカガエルの繁殖が始まりました.既に卵塊も確認することができました.またアキサンショウウオも見られました.
ニホンアカガエルの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 13, 2023)
ニホンアカガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 14, 2023)
アキサンショウウオの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 14, 2023)
東広島キャンパスでアオゲラがアカマツを叩いているのを観察できました.アオゲラは北海道以外の全国に広く生息しており,メスは後頭部にのみ赤い羽毛が見られるのが特徴です.またルリビタキも見られました.
アオゲラ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 16, 2023)
ルリビタキ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 21, 2023)
シロハラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 9, 2023)
ビンズイ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 9, 2023)
ミヤマホオジロ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 10, 2023)
ホオジロ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 11, 2023)
2022
12月
ナカオビアキナミシャクの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Dec. 08, 2022)
カバエダシャクの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Dec. 09, 2022)
クロオビフユナミシャクの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Dec. 08, 2022)
チャバネフユエダシャクの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Dec. 08, 2022)
11月
ビンズイ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Nov. 26, 2022)
アトリ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 27, 2022)
ヤマガラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 27, 2022)
- 2022.11.09-11 オオスズメバチが見られました.オスはメスに比べて触角が長いです.また,カトウツケオグモも見られました.鳥の糞のような見た目をしている珍しいクモです.
オオスズメバチの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 09, 2022)
カトウツケオグモの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 11, 2022)
- 2022.11.01-10 ヤマシギが今年もキャンパスにやってきました.夜行性で,ハトよりも少し大きい程度のシギのなかまです.冬の夜間,芝生の上などで見られます.
ヤマシギ.夜のキャンパスで主に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Nov. 10, 2022)
10月
- 2022.10.25-31 キャンパスやその周辺でヘビの幼蛇が見られました。ジムグリの幼蛇は赤地に黒の斑点が特徴的で,派手な見た目をしていますが無毒のヘビです.ニホンマムシは毒蛇として有名で,気づかずに踏んで咬まれることが多いので,水辺の草地などを歩く際はご注意ください.
ジムグリの幼蛇(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 25, 2022)
ニホンマムシの幼蛇(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Oct. 31, 2022)
- 2022.10.17 キャンパス内で,セグロイナゴが見られました.セグロイナゴは土地改変などにより近年激減しており,今回の広島県のRDBの改訂で準絶滅危惧(NT)に選定されました.またキャンパス内やその周辺でクスサンが見られました.
セグロイナゴ成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 17, 2022)
クスサン成虫.(広島県東広島市八本松; 撮影: 國井秀剛, Oct. 17, 2022)
マイマイカブリ成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Oct. 01, 2022
クルマバッタモドキ成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Oct. 01, 2022)
マダラバッタ成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Oct. 02, 2022)
エゾビタキ(東広島市鏡山; 撮影: 野崎このは,Oct. 01, 2022)
キビタキ(東広島市鏡山; 撮影: 野崎このは,Oct. 01, 2022)
9月
オオカマキリ成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 16, 2022)
ツバメシジミ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 大本 武, Sep. 17, 2022)
8月
- 2022.08.22 キャンパス内で,スズムシなどの秋の虫の鳴き声が聞かれます.
7月
- 2022.07.21-29 本格的に夏を迎えたことで、樹液に多くの昆虫が集まるようになりました.カブトムシやカナブン,コムラサキ,スズメバチなども来ています.
カブトムシの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 28, 2022)
シラカシの樹液を吸うコムラサキの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 27, 2022)
西2コープショップ裏に現れたオニフスベ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 28, 2022)
ハマクサギタマゴタケ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2022)
ハイカグラテングタケ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2022)
- 2022.07.01 東広島キャンパスRI総合実験棟でのアブラコウモリの写真と情報が寄せられました.過去に標本の拾得や,逸見ほか(2018)の「広島大学東広島キャンパスの哺乳類相」での報告がありましたが,生態写真は珍しいです.
アブラコウモリ(広島県東広島市鏡山 東広島キャンパスRI総合実験棟; 撮影: 宗岡亜依, Jul. 1, 2022)
アブラコウモリ(広島県東広島市鏡山 東広島キャンパスRI総合実験棟; 撮影: 宗岡亜依, Jul. 1, 2022)
6月
- 2022.06.24 ゲンジボタルの見頃がピークを過ぎました.皆さんはホタルの雌雄の違いをご存知でしょうか.実はホタルはオスだけではなくメスも発光するので,「光らないからメスである」というのは誤りです.ホタルが発光するのはお腹の節の末端部ですが,これが二節であればオスで,一節のみであればメスだとわかります.
ゲンジボタル.交尾をしようとしたが,両方オスであった.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 23, 2022))
ゲンジボタルの成虫(オス).第6・7腹節が両方発光器になっている.メスであれば,第7腹節は赤くなっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 23, 2022)
ゲンジボタルの成虫(メス).第6腹節のみが発光器になっている.矢印で示しているのは第7腹節で,ここは発光しない(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2022)
- 2022.06.22 ハルゼミと入れ替わるようにして,ニイニイゼミが鳴き始めました.梅雨から初夏にかけてよく見られる灰褐色の小さなセミです.桜の木などの比較的低い場所に止まり「チィーーー」と長く鳴きますが,体色が樹皮と同化して声は聞こえるのになかなか姿が見つからない,ということもあります.
- 2022.06.01-10 アリと,アリに似た生き物を紹介します.ハリブトシリアゲアリが孵化したばかりのオオカマキリの幼虫を襲っていました.成虫はあらゆる昆虫を捕食するカマキリも,幼虫の頃は様々な生き物の餌になっています.
ヤサアリグモはアリのようなクモ,アリグモの仲間です.ササの葉の上を素早く歩き回っている姿がよく見られます.ヒメカマキリの幼虫は,一番若い時期はアリのように全身真っ黒でツヤのある見た目をしています.このようなアリに似た生き物はほかにホソヘリカメムシやアリモドキなどがいます.
孵化直後のオオカマキリを襲うハリブトシリアゲアリの働きアリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 1, 2022)
ヤサアリグモの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2022)
ヒメカマキリの初齢幼虫.アリに似ている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2022)
- 2022.05.31-06.06 シジミチョウの仲間でも初夏にのみ見られるゼフィルスが,東広島キャンパスでも出現しました.いずれもコナラやアベマキなどのドングリの木の周りを飛んでいます.
ソヨゴの蜜を吸うウラナミアカシジミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 31, 2022)
アカシジミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 2, 2022)
ミズイロオナガシジミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2022)
5月
- 2022.05.07-10 甲虫はとても多様性に富む昆虫のグループで,美しく,面白い,色や形をしたものが多く見られます.ハラグロオオテントウは文字通り全長が12 mm以上もある巨大なテントウムシで,今年は各地での目撃情報が多いようです.アカガネサルハムシはタマムシ色の美しいハムシで,ノブドウやエビヅルなどのブドウ類に見られます.タケトゲハムシはびっしりとトゲの生えた見た目をしており、ウスバザサなどの上にまれに見られます.
ハラグロオオテントウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 10, 2022)
アカガネサルハムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 10, 2022)
タケトゲハムシの成虫.イッシキトゲハムシまたはタケトゲトゲ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 7, 2022)
クロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 3, 2022)
トラフトンボの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 3, 2022)
ヨツボシトンボの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 3, 2022)
4月
ニジゴミムシダマシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 28, 2022)
フトナガニジゴミムシダマシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2022)
オオナガニジゴミムシダマシの成虫.胸部にも虹色の斑紋がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2022)
- 2022.04.01-15 枯葉に擬態するような形態をもつ,ガやチョウが見られました.エゾヨツメはヤママユガ科に属するガですが,大型のガが多いこの科にしては小柄で,翅を閉じてとまるという珍しい特徴があります.そのため,樹木の枝先にとまっているとまるで垂れ下がった枯葉のように見えます.アケビコノハも同様に枯葉そのもののような外見をしており,注目して探さなければとまっているものを見つけ出すことは困難です.一方で,両者は共通して翅の表側の普段見えない部分に,動物の眼のような派手な模様をもっています.仮に天敵の鳥類などに見つけ出されたとしても,翅を開いて威嚇することで助かる可能性を上げることができると考えられています.他にも,アケビコノハと同じエグリバの仲間アカエグリバや,薄暗い林を好むクロコノマチョウをはじめ,枯葉擬態の生き物は東広島キャンパスに多く生息しています.目を凝らして彼らを探してみるのもまた一興です.
エゾヨツメ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 31, 2022)
翅を開いたエゾヨツメ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 31, 2022)
アケビコノハ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 7, 2022)
翅を開いたアケビコノハ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 7, 2022)
アカエグリバ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 4, 2022)
クロコノマチョウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 11, 2022)
- この時期ならではの魅力的な昆虫たちも多く見られました.
イボタガ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 13, 2022)
キバネツノトンボ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 11, 2022)
タベサナエ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 10, 2022)
ナミハンミョウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 7, 2022)
エサキヒメコシボソガガンボ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Apr. 13, 2022)
2-3月
- 2022.03.08 東広島キャンパスで多くのツグミ類を観察することができました.トラツグミはたくさんの黒い三日月状の斑紋が入る大型のツグミで,林縁部の芝地などで見ることができます.ツグミとその亜種ハチジョウツグミは,明るい芝生などでピョンピョン跳ねています.
シロハラとアカハラは林縁部で落ち葉をガサガサとめくって餌となる昆虫を探しています.それらのツグミ類を狙い,ハイタカが姿を現すことがあります.
トラツグミ.冬の西条に見られるツグミ類では最も大型.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 24, 2022)
コガネムシ類の幼虫を捕食するツグミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 8, 2022)
ハチジョウツグミ.腹の斑紋が鮮やかな橙褐色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 24, 2022)
アカハラのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 8, 2022)
シロハラのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 8, 2022)
ハイタカ.シロハラの捕獲に失敗した.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 3, 2022)
アキサンショウウオ(成体)の正面顔.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 1, 2022)
アキサンショウウオの成体.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 1, 2022)
抱接中のニホンアカガエル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 1, 2022)
1月
ニホンアカガエルのオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 中西健介, Jan. 26, 2022)
ニホンアカガエルの卵塊(広島県東広島市鏡山; 撮影: 中西健介, Jan. 26, 2022)
- 2022.01.14 ハヤブサ科のハヤブサとチョウゲンボウは,近年都市部において建物などの建築物を利用して営巣するようになっています.したがってキャンパスにおいても学部棟や本部棟が,彼らの休息場所として利用されていることがあります.
トウネズミモチにはツグミやヒヨドリが採餌のために集まっていました.
ハヤブサ.学部棟などの上で休む姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 12, 2022)
チョウゲンボウのオス.オスは頭が青灰色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 14, 2022)
トウネズミモチの実を食べるツグミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 14, 2022)
- 2022.01.06 あけましておめでとうございます.
冬に繁殖をする蛾を観察することができました.クロオビフユナミシャクとシロオビフユシャクはそれぞれメスの翅が退化している「冬尺蛾」と呼ばれる種類です.メスは手すりや樹幹などでフェロモンを出し,飛翔するオスを引き寄せます(それぞれの種のオスの姿は,個別のページにおいて写真で見ることができます).ウスズミカレハはカレハガ科の蛾で,和名が指すように薄墨色をした蛾です.
クロオビフユナミシャクの成虫(メス).翅は完全には退化していないが,飛翔能力はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 19, 2021)
シロオビフユシャクの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 5, 2022)
ウスズミカレハの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 25, 2021)
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