「オオサンショウウオ生息地周辺の植生」の版間の差分

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==淀みにたまっていた落ち葉==
 
==淀みにたまっていた落ち葉==

2016年6月17日 (金) 23:30時点における版

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オオサンショウウオ生息地周辺の植生

2016.06.17よりゴウジョウ堰(ぜき)より上流に向けて木本を中心に植物相を調査した.

広島県東広島市は広島県の中央に位置し,分水嶺を隔てて日本海側と瀬戸内海側へ注ぐ河川のある,地理的に見ても重要な場所である.潜在自然植生はシラカシ林と考えれられるが,人間活動により定期的に伐採されることでアカマツ二次林が成立していたが,1970-1980年代の大規模な松枯れと木材利用の減少により再びシラカシ林へと向かいつつあると思われる.

東広島市椋梨川水系のオオサンショウウオ生息地周辺の植生は,シラカシ林とアカマツ二次林,マダケ,植林のスギなどが見られ,常緑樹と落葉樹が混生したものであった.より河畔には増水により定期的にかく乱された形跡があり,適度に湿り気のある状態を好む植生であった.オオサンショウウオの幼生が離散する冬季に隠れ家や餌場として役立つ落ち葉は重要であり,落ち葉を供給する落葉樹が重要な役割を果たしていることは間違いないが,潜在自然植生の常緑樹があることも自然度の高さを示している.調査地で長い年月その両者が共存する状態こそがこの地でオオサンショウウオが生存してこられた一因となっているだろう.

主な木本

落葉樹

常緑樹

つる

淀みにたまっていた落ち葉

備考

更新履歴

  • 2016.06.17 ページ作成.

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