キミノシロダモ

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キミノシロダモ Neolitsea sericea (Blume) Koidz. f. xanthocarpa (Makino) Okuyama

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > クスノキ科 Lauraceae > シロダモ属 Neolitsea

解説

  • 果実が熟して黄色くなるシロダモの品種で,希に自生する.湯来町で標本が採取されているほか,宮島では自生株が撮影されている(宮島の植物と自然 2007 & 2009).
  • 常緑の亜高木.
  • シロダモの1品種で,シロダモが分布する場所で稀に見られ,熟した果実が黄色くなる点で基本種と区別される.
  • 基準産地は高知県高岡郡佐川町.
  • 本州・四国・九州に分布する.Nakai(1927)や上原(1961)では産地として四国があげられているが,本州(岡山・広島・山口など)や九州(熊本・長崎など)からも報告されている(熊本記念植物採集会,1969;岡ほか,1972;外山,1980;土井,1983;岡山大学農業生物研究所雑草学研究室,1980;広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所,2007,2009).
  • 広島内では宮島が産地として報告されており,大元や室浜など数か所で生育が確認されている(関ほか,1975;土井,1983).関ほか(1975)では種子標本だけが引用されていた.
  • 広島県植物誌(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会,1997)では,品種レベルの記述はないため,キミノシロダモについては触れられていない.
  • 広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所(2007,2009)には宮島で撮影した果実の写真が掲載されている.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島市佐伯区,廿日市市宮島町

産地

天然記念物

標本

  • 廿日市市宮島下室浜(HIRO-MY 2081; 種子標本-196, -249 in HIRO-MY), 宮島大江浦(種子標本-143, -157 in HIRO-MY)
  • 広島市佐伯区(hbg-12988)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード:

文献(出典)


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