「シシガシラ 宮島の植物と自然」の版間の差分

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「宮島の植物と自然」([[広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所_2009|広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009]])内で掲載されているページ.
 
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== 文献(引用) ==
 
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2017年1月20日 (金) 20:51時点における最新版

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シシガシラBlechnum niponicum (Kunze) Makino

分類

シシガシラ科 Blechnaceae,ヒリュウシダ属 Blechnum

解説

 常緑多年生のシダ.根茎(こんけい)は太く斜上(しゃじょう)し,葉を叢生(そうせい)する.葉は単羽状(たんうじょう)で二形性(にけいせい)があり,栄養葉(えいようよう)と胞子葉(ほうしよう)を形成する.栄養葉は宮島ではやや小さく幅5 cm前後,長さ25 cm前後.葉柄(ようへい)が短く羽片(うへん)は基部近くまである.胞子葉は5月ころから展開し,羽片はまばらにつき,栄養葉より幅が狭く,長さは少し長くなる.ソーラスは胞子葉の中肋の両側に長く伸びてつく.やや湿度のある山道の路傍(ろぼう)など,とくに山側のやや傾斜のある場所でによく生育する.日本固有種で,沖縄を除いた日本各地にある.宮島ではほぼ全域の山縁で見られる.和名は植物体の様子を獅子(しし)の頭に見立てたという説と,葉柄に密生する鱗片(りんぺん)の様子を猪(いのしし)の頭に見立てたという説がある.

「宮島の植物と自然」内のページ

「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.

  • 70 p.

文献(引用)


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