「ジムグリ」の版間の差分

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* 北海道・本州・四国・九州・屋久島などに分布する日本固有種.
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* 広島県では,山地や畑地などで見られることがある.
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* ネズミなどの穴に潜り込んで捕食するために,「地に潜る」ということから「ジムグリ」の名がついた.
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* 性質は比較的温和で,普段は物陰に隠れているため見かけることは少ない.
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* [[シマヘビ]]ほど日光浴しているのを見かけないが,体温調節のためか道路のアスファルト上で見かけることがある.
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* 幼蛇と成蛇は別種かと見間違うほど模様や体色が異なっている.
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* 幼蛇には頭部にハの字型の黒い帯が目立ち,大きくなるまで残る.
  
 
== 天然記念物・RDB ==
 
== 天然記念物・RDB ==

2016年1月23日 (土) 22:24時点における版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 郷土の動物 > 広島県の爬虫類 | 広島県の動物図鑑 / 和名順

ジムグリの幼蛇.幼蛇と成蛇では模様や体色が異なる.(広島県東広島市福富町; 撮影: 大川博志, Sep. 25, 2004)

ジムグリ Euprepiophis conspicillatus

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 爬虫綱 Reptilia > 有鱗目 Squamata > ヘビ亜目 Serpentes > ナミヘビ科 Colubridae > ジムグリ属 Euprepiophis > ジムグリ Euprepiophis conspicillatus

解説

  • 北海道・本州・四国・九州・屋久島などに分布する日本固有種.
  • 広島県では,山地や畑地などで見られることがある.
  • ネズミなどの穴に潜り込んで捕食するために,「地に潜る」ということから「ジムグリ」の名がついた.
  • 性質は比較的温和で,普段は物陰に隠れているため見かけることは少ない.
  • シマヘビほど日光浴しているのを見かけないが,体温調節のためか道路のアスファルト上で見かけることがある.
  • 幼蛇と成蛇は別種かと見間違うほど模様や体色が異なっている.
  • 幼蛇には頭部にハの字型の黒い帯が目立ち,大きくなるまで残る.

天然記念物・RDB

  • なし

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • なし

英名

  • burrowing ratsnake

広島県方言

  • つばかり
  • ひばかり

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島.

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