ジムグリ

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ジムグリの成蛇(広島県廿日市市宮島町産; 撮影: 池田誠慈, Nov. 7, 2017)
ジムグリの成蛇(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 池田誠慈, Oct. 25, 2017)
ジムグリ成蛇.頭は小さく土に潜るのに適応している.(岡山県新見市; 撮影: 大川博志, May 18, 2008)
ジムグリの頭部.幼蛇とは模様が異なる.(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 池田誠慈, Oct. 25, 2017)
ジムグリの頭部背面.幼蛇とは模様が異なる.(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 池田誠慈, Oct. 25, 2017)
ジムグリの頭部側面(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 池田誠慈, Oct. 25, 2017)
ジムグリの成蛇腹面.成蛇の腹面には黒のまだら模様がある.(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 池田誠慈, Oct. 25, 2017)
ジムグリの幼蛇.幼蛇と成蛇では模様や体色が異なる.幼蛇には頭部にハの字型の黒い帯が目立ち,大きくなるまで残る.(広島県東広島市福富町; 撮影: 大川博志, Sep. 25, 2004)
ジムグリの幼蛇の頭部.幼蛇と成蛇では模様や体色が異なる.幼蛇には頭部にハの字型の黒い帯が目立ち,大きくなるまで残る.(広島県東広島市福富町; 撮影: 大川博志, Sep. 25, 2004)

ジムグリ Euprepiophis conspicillatus

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 爬虫綱 Reptilia > 有鱗目 Squamata > ヘビ亜目 Serpentes > ナミヘビ科 Colubridae > ジムグリ属 Euprepiophis > ジムグリ Euprepiophis conspicillatus

解説

  • 北海道・本州・四国・九州・屋久島などに分布する日本固有種.
  • 広島県では,山地や畑地などで見られることがある.
  • ネズミなどの穴に潜り込んで捕食するために,「地に潜る」ということから「ジムグリ」の名がついた.
  • 性質は比較的温和で,普段は物陰に隠れているため見かけることは少ない.
  • シマヘビほど日光浴しているのを見かけないが,体温調節のためか道路のアスファルト上で見かけることがある.
  • 幼蛇と成蛇は別種かと見間違うほど模様や体色が異なっている.
  • 幼蛇には頭部にハの字型の黒い帯が目立ち,大きくなるまで残る.

天然記念物・RDB

  • 該当なし

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • なし

英名

  • burrowing ratsnake

広島県方言

  • つばかり
  • ひばかり

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島.

更新履歴

  • 2016.01.23 写真・解説追加.
  • 2017.11.15 写真追加.

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