「ソメイヨシノ 宮島」の版間の差分

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===[[坪田・中原-坪田_2020|宮島のサクラ(坪田・中原-坪田 2020)より]]===
 
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;‘染井吉野’ ''Cerasus'' ×''yedoensis'' (Matsum.) Matsum. & Suzuki ‘Someiyoshino’:ソメイヨシノ。:エドヒガン群栽培品種で、江戸時代末期に全国に広まった。3月下旬–4月上旬開花。花は一重で中輪。花弁は淡紅白色。花弁は散りやすい。開花が先行し次いで葉が展開する。花付きが良く成長が早い。現在では日本全国に広く植栽されている品種で、花見のサクラの代表。‘染井吉野’は稔性が低く、接ぎ木で苗が作られるため、全国で見られる‘染井吉野’はクローンですべて遺伝的に同じものである。このことを利用して開花予想(桜前線)が発表される。長年エドヒガンとオオシマザクラの雑種と考えられてきたが、最近DNAを使った研究でエドヒガンやオオシマザクラ、ヤマザクラなど複数の野生種が関与していることが明らかになっている。宮島ではもっとも多く植栽されており、市街地全域を中心に大元公園から包ヶ浦までの広い範囲で観察できる。
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;‘染井吉野’*''Cerasus'' ×''yedoensis'' (Matsum.) Masam. & S.Suzuki ‘Somei-yoshino’:ソメイヨシノ。:エドヒガン群栽培品種で、江戸時代末期に全国に広まった。3月下旬–4月上旬開花。花は一重で中輪。花弁は淡紅白色。花弁は散りやすい。開花が先行し次いで葉が展開する。花付きが良く成長が早い。現在では日本全国に広く植栽されている品種で、花見のサクラの代表。‘染井吉野’は稔性が低く、接ぎ木で苗が作られるため、全国で見られる‘染井吉野’はクローンですべて遺伝的に同じものである。このことを利用して開花予想(桜前線)が発表される。長年エドヒガンとオオシマザクラの雑種と考えられてきたが、最近DNAを使った研究でエドヒガンやオオシマザクラ、ヤマザクラなど複数の野生種が関与していることが明らかになっている。宮島ではもっとも多く植栽されており、市街地全域を中心に大元公園から包ヶ浦までの広い範囲で観察できる。
  
 
==宮島島内で観察できる場所==
 
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2022年1月16日 (日) 11:42時点における版

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ソメイヨシノ(広島県廿日市市宮島)

廿日市市宮島町 Miyajima Isl., Hiroshima, SW Japan(撮影: 内田慎治.March 31, 2015)
経塚(撮影: 内田慎治.Apr. 10, 2017)
経塚(撮影: 坪田博美.Mar. 24, 2018)

解説

  • 宮島島内の市街地全域に植栽

宮島のサクラ(坪田・中原-坪田 2020)より

‘染井吉野’*Cerasus ×yedoensis (Matsum.) Masam. & S.Suzuki ‘Somei-yoshino’:ソメイヨシノ。
エドヒガン群栽培品種で、江戸時代末期に全国に広まった。3月下旬–4月上旬開花。花は一重で中輪。花弁は淡紅白色。花弁は散りやすい。開花が先行し次いで葉が展開する。花付きが良く成長が早い。現在では日本全国に広く植栽されている品種で、花見のサクラの代表。‘染井吉野’は稔性が低く、接ぎ木で苗が作られるため、全国で見られる‘染井吉野’はクローンですべて遺伝的に同じものである。このことを利用して開花予想(桜前線)が発表される。長年エドヒガンとオオシマザクラの雑種と考えられてきたが、最近DNAを使った研究でエドヒガンやオオシマザクラ、ヤマザクラなど複数の野生種が関与していることが明らかになっている。宮島ではもっとも多く植栽されており、市街地全域を中心に大元公園から包ヶ浦までの広い範囲で観察できる。

宮島島内で観察できる場所

  • 御手洗川,アセビ道,経塚,大元公園など

基本データ

和名・品種名
染井吉野
読み
ソメイヨシノ
開花期
3月下旬〜4月上旬
淡紅色
花弁数
一重
花の大きさ
中輪
サイズ・樹高
高木
樹形
傘状
場所
御手洗川,アセビ道,経塚,大元公園など
本数
多数

関連ページ

代表的な宮島のサクラの種類

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