「タラヨウ」の版間の差分

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モチノキ科
 
モチノキ科

2010年3月23日 (火) 17:27時点における版

タラヨウ Ilex latifolia Thunb.

モチノキ科


解説

常緑の高木.雌雄異株.枝は粗く,灰褐色の粗い樹皮をもち,幹は比較的直立する.葉は長楕円形で互生し,厚く大きく無毛,硬質で光沢があり,葉縁に粗く鋭い鋸歯がある.葉の裏に尖ったもので文字が書けることから,「はがきの木」とも呼ばれる.春に淡薄黄緑色の花を葉腋につける.果実は球形で,秋から冬にかけて赤く色づく.タバコの火をつけると,黒くなる(紫環反応).

庭木として利用されるが,寺の境内などにもよく植栽される.本州の本州静岡県以西から四国,九州の暖地に分布する.中国にも分布.


慣用名

タラヨオ.

別名

モンツキシバ,ノコギリシバ.

備考

  • 環境庁コード: 33390

文献(出典)

  • 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(編). 1997. 広島県植物誌. Pp. 832. 中国新聞社, 広島.