「ヌマガエル」の版間の差分
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* 広島県内では,沿岸部を中心に分布. | * 広島県内では,沿岸部を中心に分布. | ||
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* オスは前肢第1指に婚姻瘤があり,のどにM字形の暗色斑紋をもつ.鳴のうはひとつだが正中部で左右に分かれる. | * オスは前肢第1指に婚姻瘤があり,のどにM字形の暗色斑紋をもつ.鳴のうはひとつだが正中部で左右に分かれる. | ||
* まれに背中線をもつ個体も見られる. | * まれに背中線をもつ個体も見られる. |
2015年9月18日 (金) 17:29時点における版
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ヌマガエル Fejervarya kawamurai
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 両生綱 Amphibia > 無尾目 Anura > ヌマガエル科 Dicroglossidae > ヌマガエル属 Fejervarya > ヌマガエル Fejervarya kawamurai
解説
- 本州中部(神奈川県)以西,四国,九州,先島諸島を除く南西諸島に分布.
- 広島県内では,沿岸部を中心に分布.
- ツチガエルとしばしば混同される.本種は眼と眼の間にV字型の模様があり背面にいぼがなく腹面が白くて模様がなく,ツチガエルは背面にいぼがあり腹面に模様があることで区別できる.
- オスは前肢第1指に婚姻瘤があり,のどにM字形の暗色斑紋をもつ.鳴のうはひとつだが正中部で左右に分かれる.
- まれに背中線をもつ個体も見られる.
- 幼生(オタマジャクシ)は県下で見られる他種に比べて目が中央に寄っており,尾に黒斑が入る.
天然記念物・RDB
- 「広島市の生物」(広島版レッドデータブック):環境指標種
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
- Indian rice frog
広島県方言
- いぼがえる
備考
文献(引用)
- 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島. ISBN 978-4885172298.
- 前田憲男・松井正文. 1999. 改訂版 日本カエル図鑑. 233 pp. 文一総合出版, 東京. ISBN 978-4829921302.
- 松井正文・関慎太郎. 2008. カエル・サンショウウオ・イモリのオタマジャクシハンドブック. 79 pp. 文一総合出版, 東京.
更新履歴
- 2015.07.11 ページ作成.