「ノミノツヅリ」の版間の差分

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[[ファイル:20110717ノミノツヅリ_安芸高田市高宮町大狩山.jpg|200px|thumb|right|ノミノツヅリ(広島県安芸高田市高宮町 大狩山; 撮影: 垰田 宏, July 17, 2011)]]
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= ノミノツヅリ ''Arenaria'' ''serpyllifolia'' L.=
 
= ノミノツヅリ ''Arenaria'' ''serpyllifolia'' L.=
 
== シノニム ==
 
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*春,路傍やあぜ,畑などの耕作地で見られる越年生の草本.秋から夏にかけて生育し,春に白い花を咲かせる.花弁はコハコベなどと同じく5枚だが,先端の切れ込みがない.葉は対生し,葉柄のない小卵形.花弁の切れ込みと,植物体全体に毛がある点でコハコベなどと区別できる.
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*和名は,蚤の綴りで,小さな葉を蚤の衣服に見立てたもの.綴りは,綴織(綴錦)とよばれる織物のことと思われる.
 
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*近年,植物体全体に腺毛があるネバリノミノツヅリと考えられるものがみられる.
春,路傍やあぜ,畑などの耕作地で見られる越年生の草本.秋から夏にかけて生育し,春に白い花を咲かせる.花弁はコハコベなどと同じく5枚だが,先端の切れ込みがない.葉は対生し,葉柄のない小卵形.花弁の切れ込みと,植物体全体に毛がある点でコハコベなどと区別できる.
 
 
 
和名は,蚤の綴りで,小さな葉を蚤の衣服に見立てたもの.綴りは,綴織(綴錦)とよばれる織物のことと思われる.
 
  
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2019年4月28日 (日) 10:43時点における版

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ノミノツヅリ(広島県安芸高田市高宮町 大狩山; 撮影: 垰田 宏, July 17, 2011)

ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia L.

シノニム

その他

  • Arenaria serpyllifolia Linn.(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ナデシコ科 Caryophyllaceae > ノミノツヅリ属 Arenaria

解説

  • 春,路傍やあぜ,畑などの耕作地で見られる越年生の草本.秋から夏にかけて生育し,春に白い花を咲かせる.花弁はコハコベなどと同じく5枚だが,先端の切れ込みがない.葉は対生し,葉柄のない小卵形.花弁の切れ込みと,植物体全体に毛がある点でコハコベなどと区別できる.
  • 和名は,蚤の綴りで,小さな葉を蚤の衣服に見立てたもの.綴りは,綴織(綴錦)とよばれる織物のことと思われる.
  • 近年,植物体全体に腺毛があるネバリノミノツヅリと考えられるものがみられる.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

産地

天然記念物

標本

  • 広島市鈴ケ峰(aw-1182),府中町上岡田(yw-2035),廿日市市畑口(mt-13370),三良坂町矢田(ts-85322),総領町羽地(ts-97629),吉舎町知和(ts-14882),吉和村冠山(yy-12286),野呂山(mt-14759),呉市小浜川(mt-15153),府中市三郎の滝(sf-5574),神之瀬峡(kk-2270),御調町下山田(yk-6928),口和町常定(hn-539)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • ノミノツズリ

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 14670

文献(出典)

  • 関ほか(1975),山下(1977),土井(1983),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997),太刀掛(1999)

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