ノミノツヅリ
提供: 広島大学デジタル博物館
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ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia L.
ナデシコ科 Caryophyllaceae
解説
春,路傍やあぜ,畑などの耕作地で見られる越年生の草本.秋から夏にかけて生育し,春に白い花を咲かせる.花弁はコハコベなどと同じく5枚だが,先端の切れ込みがない.葉は対生し,葉柄のない小卵形.花弁の切れ込みと,植物体全体に毛がある点でコハコベなどと区別できる.
和名は,蚤の綴りで,小さな葉を蚤の衣服に見立てたもの.綴りは,綴織(綴錦)とよばれる織物のことと思われる.
慣用名
- ノミノツズリ
備考
- 環境庁コード: 14670
文献(出典)
- 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(編). 1997. 広島県植物誌. Pp. 832. 中国新聞社, 広島.
- 太刀掛 優. 1999. 広島県呉市植物誌. xix + 334 pp. 比婆科学教育振興会, 庄原.