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*国内では本州(中部)、東海、中国地方に分布.国外では欧州からロシア、朝鮮半島などに分布する.
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*国内では本州のみに分布.国外では朝鮮半島よりヨーロッパにわたってユーラシア大陸に広く分布する.
*広島県に生息する本種は本州西部亜種(ssp. arothius)に属する.  
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*広島県に生息する本種は本州中部・近畿・中国地方亜種(ssp. arothius)に属する.
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*年1回の発生.暖地では6月上旬から,寒地では7月上旬から出現する.
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*食草はヒメカンスゲやヒカゲスゲなどカヤツリグサ科を好む.
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*越冬態は3齢幼虫.
  
 
==天然記念物・RDB==
 
==天然記念物・RDB==
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==文献(引用)==
 
*白水 隆.  2006.  日本産蝶類標準図鑑.  336 pp.  学習研究社, 東京.
 
*白水 隆.  2006.  日本産蝶類標準図鑑.  336 pp.  学習研究社, 東京.
*日本蝶類保全協会(編).  2019.  フィールドガイド 日本のチョウ, 増補改訂版.  343 pp.  誠文堂新光社, 東京.
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*日本蝶類保全協会(編).  2019.  フィールドガイド 日本のチョウ, 増補改訂版.  343 pp.  誠文堂新光社, 東京.
  
 
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2020年11月21日 (土) 10:07時点における最新版

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ヒメヒカゲ.広島県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている(環境省カテゴリでは絶滅危惧ⅠB類)(広島県東広島市; 撮影: 佐藤祐輔, Jun.14, 2020)


ヒメヒカゲ Coenonympha oedippus

分類

節足動物門 Arthropoda > 昆虫綱 Insecta > チョウ目 Lepidoptera > アゲハチョウ上科 Papilionoidea > タテハチョウ科 Nymphalidae > ジャノメチョウ亜科 Satyrinae > ジャノメチョウ族 Satyrini > ヒメヒカゲ属 Coenonympha > ヒメヒカゲ Coenonympha oedippus

解説

  • 国内では本州のみに分布.国外では朝鮮半島よりヨーロッパにわたってユーラシア大陸に広く分布する.
  • 広島県に生息する本種は本州中部・近畿・中国地方亜種(ssp. arothius)に属する.
  • 年1回の発生.暖地では6月上旬から,寒地では7月上旬から出現する.
  • 食草はヒメカンスゲやヒカゲスゲなどカヤツリグサ科を好む.
  • 越冬態は3齢幼虫.

天然記念物・RDB

  • 環境省RDB:絶滅危惧IB類(EN)
  • 広島県RDB(2011):絶滅危惧II類(VU)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • 特になし.

英名

広島県方言

  • 特になし.

備考

文献(引用)

  • 白水 隆. 2006. 日本産蝶類標準図鑑. 336 pp. 学習研究社, 東京.
  • 日本蝶類保全協会(編). 2019. フィールドガイド 日本のチョウ, 増補改訂版. 343 pp. 誠文堂新光社, 東京.

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