ホソバミズヒキモ

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ホソバミズヒキモ(広島県東広島市鏡山 山中池; 撮影: 有村拓真, Sep. 30, 2023)
ホソバミズヒキモ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Oct. 7, 2023)

ホソバミズヒキモ Potamogeton octandrus Poir.

シノニム

その他

分類

維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > ユリ上目 Lilianae [= Monocotyledones 単子葉植物] > オモダカ目 Alismatales > ヒルムシロ科 Potamogetonaceae > ヒルムシロ属 Potamogeton

旧分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 単子葉植物綱 Monocotyledoneae > ヒルムシロ科 Potamogetonaceae > ヒルムシロ属 Potamogeton

解説

  • 関(1980)がコバノヒルムシロと報告したのは本種である.
  • コバノヒルムシロと酷似するが, 果実の背面にある突起により区別できる. ホソバミズヒキモは突起が目立たない.
  • 各地の湖沼やため池及び小川の浅水中に生育する浮葉性の多年草. 種子または殖芽で越冬する.
  • 水中葉は円柱形糸状で径0.3-0.5mmで黄緑褐色. 浮葉は茎の上方の花序につき有柄, 互生であるが花茎を出す葉は対生. 葉身は広披針形または卵状狭楕円形, 表面黄緑色平滑で光沢がある. 葉脈7, 5脈は明瞭で特に裏面に顕著に出る.
  • 近縁種のイトモは地下茎がなく, 茎は扁平で浮葉ができない.

花期

  • 6-9月

分布・産地・天然記念物

分布

産地

天然記念物

標本

  • 広島市鳥井原(yy-3159),福山市中津原(yy-9709),呉市塩焼(mt-9021),野呂山(hh-6187),黒瀬町国近(km-3846),三良坂町沖江(kk-1545),宮島包ヶ浦(rn-6411:絶滅),大和町蔵宗(ns-321),世羅西町黒川(ns-289),東広島市原(ms-4265),尾道市美ノ郷(km-5056),三原市惣定(ms-5229)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • 細葉水引藻
  • ヒメヒルムシロ

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 60950

関連ページ

文献(出典)

引用文献

  • 関 太郎. 1980. ヒコビア植物観察会の近況.ヒコビア 8(3-4): 449-463.

参考文献

  • 大滝 末男. 1980. 日本水生植物図鑑. 318 pp. 北隆館, 東京.
  • 下田 路子. 1987. 西条盆地(広島県)の溜池の水草. 水草研会報 29: 5-7.
  • 角野 康郎. 1984. ヒルムシロ属同定の実際. 水草研究報 15:2-9.

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