写真の整理方法について

提供: 広島大学デジタル博物館
2020年11月13日 (金) 05:00時点におけるIkeda (トーク | 投稿記録)による版 (→‎写真をアップロードした後の管理について)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動検索に移動

写真の整理方法について

写真を整理する

デジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真,スキャンや作図した画像はきちんと整理しましょう.

  • USBメモリやSDカードは必ず壊れるものと考えて,パソコン内のハードディスクなどにすぐ保存しておきましょう.
  • のちのちオリジナルの画像ファイルが必要になることがあります.念のため外付けハードディスクにバックアップを取りましょう.

写真整理の例

Windowsを例に取って話を進めます.写真整理をする際は「撮影日」と「撮影場所」と「撮影者」が重要です.

フォルダによる整理

  1. エクスプローラの「ピクチャ」の中に「写真」フォルダと「デジタル博物館使用写真」フォルダの2つを作成します.
  2. 自分以外の撮影者の写真を預かることもあるので「撮影者」ごとのフォルダを作ります.
  3. その下に年ごとのフォルダを作ります「2019」「2020」……などと名前を付けます.
  4. 年ごとのフォルダの中に「撮影日」と「撮影場所」が分かるように「撮影日_撮影場所_被写体」という感じで新しいフォルダを作っていきます.(例:2020年10月27日に広島県東広島市鏡山で紅葉したモミジバフウを撮影した場合,「20201112_広島県東広島市鏡山_モミジバフウ紅葉」とします)
  5. SDカードやスマートフォンから写真をコピーします.オリジナルのファイル名は変更しないように残します.ただし,自分の写真が9999枚を超えた場合は,「IMG_10000.JPG」などとリネームします.
  6. デジタル博物館に使用する写真がある場合,「デジタル博物館使用写真」の下に同様のフォルダを作り,下記の「デジタル博物館」というタグを付けてからコピーし,リネームします.リネームについては後述します.

タグの付け方

JPG(ジェイペグ)ファイルにはExif(イグジフ,Exchangeable image file format)情報というものが埋め込まれています.カメラの機種や撮影時の条件情報,タグなどからなり,ビューワやフォトレタッチソフトなどで参照,応用することができます. ここでは「タグ」について解説します.タグ付けをしておくと,エクスプローラの検索機能で写真をすぐに探すことができるのが最大の利点です.

  1. エクスプローラで画像の置かれているフォルダを開きます.
  2. 「表示」タブの左にある「詳細ウィンドウ」を表示するようにします.するとエクスプローラのウィンドウの右側にExif情報が表示されるようになります.
  3. Exif情報の上から2番目(撮影日時の下)に「タグ」という項目があります.ここに写真に関する情報を付与していきます.タグ付けをする際は「特大アイコン」表示にして被写体が分かりやすくする方が良いでしょう.
  4. 「タグ」には「種名」や「状態(花や葉)」,「分類(科名など)」を入力して「保存」ボタンを押します.「広島大学デジタル博物館」に使用した写真には「デジタル博物館」とタグを付けておきましょう.


植物の例)モミジバフウ,木本,フウ科,紅葉,デジタル博物館(より詳しく分類などを覚えたい人は目(もく,ここではユキノシタ目)や科名のラテン語表記(Altingiaceae)も記入しておくといいでしょう.)


動物の例)ニホンアカガエル,カエル,無尾目,アカガエル科,成体,オス,デジタル博物館(植物の場合と同様に目や科名のラテン語表記を入れてもいいでしょう.)

デジタル博物館使用写真のリネームの法則について

以前から続いているルールがあるのでおおむねそれに従います.ファイル名にはスペース記号を使わず,代わりに「_(半角アンダーバー)」を使います.半角アンダーバーを2つ続けて使うとエラーがかかるので注意してください.

例)2020年10月27日に広島県東広島市鏡山で池田誠慈が紅葉したモミジバフウを撮影した場合(ファイル名は「IMG 60615.JPG)」→


  20201027モミジバフウ紅葉_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_60615.JPG


ここで,複数の写真をアップロードする場合は「モミジバフウ紅葉」のあとに「01」,「02」……と付けていってください.例えば2枚目の写真だと,


  20201027モミジバフウ紅葉02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_60615.JPG


となります.撮影場所は,広島県であることが明らかな場合は,広島県を省略して構いません.リネームが終わったら,次は「トリミングとリサイズ」を行います.リンク先を参照してください.トリミングとリサイズを行って小さくなった画像ファイルには末尾に目印として「s(小文字のエス)」を付けます.


  20201027モミジバフウ紅葉02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_60615s.JPG


次に,「写真をアップロード」します.リンク先を参照してください.


写真をアップロードした後の管理について

写真をアップロードした後は,リネームしたオリジナルのファイルと末尾に「s」の付いたピクセルサイズの小さなファイルの2つができていると思います.これらは整理のため「デジタル博物館使用写真」フォルダの中に「オリジナル」と「アップ済み」のフォルダを作って格納しておきましょう.

  1. 上記の例ですと,「ピクチャ」 > 「デジタル博物館使用写真」 > 「2020」 > 「20201027_広島県東広島市鏡山_モミジバフウ紅葉」の中に「オリジナル」と「アップ済み」のフォルダを作ります.
  2. 「オリジナル」の方にリネームした高画質の画像ファイルを,「アップ済み」の方にリサイズした小さな画像ファイルを格納しましょう.


写真整理法は以上です.あとは定期的に外付けハードディスクなどにバックアップを取るようにしましょう.デジタル博物館に掲載された写真は大切な資産です.パソコンの故障などで失われることのないように気を付けましょう.