植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter359

提供: 広島大学デジタル博物館
2011年10月11日 (火) 20:46時点におけるKubo (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成: = ヒコビアミニレター No. 359 (2009年10月7日) = 2009年9月13日の第484回植物観察会は島根県美濃郡匹見町の奥匹見峡で行われた.道の…)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動検索に移動

ヒコビアミニレター No. 359 (2009年10月7日)

2009年9月13日の第484回植物観察会は島根県美濃郡匹見町の奥匹見峡で行われた.道の駅匹見の駐車場に10時集合の後,奥匹見峡の駐車場に移動.参加者36名.イヌブナ,アサガラ,オオバアサガラ,トチノキ,ホオノキ,ケヤキ,サワグルミ,イヌシデ,アカシデ,ミズキなどが混成する渓谷林を遡って行く.クロタキカズラとアサクラザンショウの赤い実が目立つ.渓谷林の林床には,リョウメンシダ,ウリノキ,ウワバミソウ,サカゲイノデ,ヤグルマソウ,クサアジサイなどがある.着生植物のオジャクジデンダやシノブが目立つのも特徴であり,スギランも見られた.トチノキの実が沢山落ちていた.姫滝の手前で胸高直径60 cmのミズナラに出会う.その付近の浅土地にヤマグルマ,クロソヨゴ,タカノツメ,シャクナゲ,オオイワカガミ,ヤマシグレ,コカンスゲ,バイカツツジ,ウスギヨウラク,エゾユズリハ,アセビ,ヒサカキ,ダンコウバイ,コアジサイなどが見られた.姫滝の所で通行禁止の看板があり,そこから引き返した.ウラジロガシが出現しなかったのは意外であった.日本海型植生であり,ツガやコガクウツギは見られなかった.ミンミンゼミの声が聞こえて懐かしい思いであった.

(G. Toyohara 記)

デジタル自然史博物館 / 広島大学 / 宮島自然植物実験所 / 植物観察会のトップ / 過去のヒコビアミニレター / 古いNews | 植物 にもどる