考古学の時代区分

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考古学においては、日本の歴史を旧石器時代、縄文時代、古墳時代の大きく5つの時期に区分しています。

旧石器時代は狩猟・採集を生業とし、遊動生活をしていた時代です。縄文時代なると、あらたに漁労が生活に加わり、簡単な農耕も始まっていたようです。弥生時代になると水田稲作が始まり、本格的な農耕社会となります。そのことによって、しだいに階級社会へと移行していきます。次の古墳時代になると、弥生時代を通じて形成された各地の政治的なまとまりが畿内地方の有力者を核として連携し、連合国家のようなまとまりをもつようになります。この政治的連合の象徴が古墳です。古墳時代を通じて畿内地方の有力者(豪族)がしだいに力を蓄え、つぎの律令国家へと移行していきます。

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