「魚とは 魚類図鑑」の版間の差分

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その具体的な種数に関しては亜種などの決着が付いていないものも多く一概には言えないが,現時点では25,000種以上が確認されており,つまり魚類は全脊椎動物の半数以上を占める生物となっている.またCohen(1970)によれば,これらの魚類のうちいわゆる「海水魚」は約58%を占めており,これを計算してみればおよそ15,000種前後が海洋に棲息していることが分かる.しかし1976年に5 m近いメガマウスザメ(''Megachasma pelagios'')が初めて発見されるなど,未だ未記録・未発見の魚種が現れる可能性は高く,これらの数字はあくまで暫定的なものである.
 
その具体的な種数に関しては亜種などの決着が付いていないものも多く一概には言えないが,現時点では25,000種以上が確認されており,つまり魚類は全脊椎動物の半数以上を占める生物となっている.またCohen(1970)によれば,これらの魚類のうちいわゆる「海水魚」は約58%を占めており,これを計算してみればおよそ15,000種前後が海洋に棲息していることが分かる.しかし1976年に5 m近いメガマウスザメ(''Megachasma pelagios'')が初めて発見されるなど,未だ未記録・未発見の魚種が現れる可能性は高く,これらの数字はあくまで暫定的なものである.
  
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== 日本人と魚 ==
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==日本人と魚==
* 日本は周囲を海洋に囲まれていることもあり,一般に海洋と非常に密接した生活スタイルをとっている.食糧資源としての利用はもちろんのこと,釣り・ダイビングなどのレジャー,飼育などで積極的に魚類と関わりを持ち,また47都道府県の中に100以上の「水族館,「水族科学館」と呼べる施設があるなど,その魚類への関心の高さは世界でも群を抜いていると言える.
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日本は周囲を海洋に囲まれていることもあり,一般に海洋と非常に密接した生活スタイルをとっている.食糧資源としての利用はもちろんのこと,釣り・ダイビングなどのレジャー,飼育などで積極的に魚類と関わりを持ち,また47都道府県の中に100以上の「水族館,「水族科学館」と呼べる施設があるなど,その魚類への関心の高さは世界でも群を抜いていると言える.
  
== 備考 ==
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== 参考文献 ==
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==備考==
* 中坊徹次(編).  2013.  日本産魚類検索 全種の同定, 3版.  1751-2428 pp.  東海大学出版会, 秦野.
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サイトの性質上見易さを優先させるため,亜綱以下の特殊な分類群(区 Division,亜区 Subdivision,下区 Infradivision,上目 Superorder,系 Series,亜系 Subseries,亜目 Suborder)は省略している.また科名が不明であったナガアオメエソ種群"Chlorophthalums" oblongus-species group、オニアオメエソ属Genus Bathysauroidesは,現在それぞれナガアオメエソ科 Paraulopidae,オニアオメエソ科 Bathysauroididaeの新科が与えられている(Sato and Nakabo, 2002)ためこれに従うものとする.
* Sato, T & Nakabo, T.  2002.  Ichthyol. Res. 1: 25-46.
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==参考文献==
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*中坊徹次(編).  2013.  日本産魚類検索 全種の同定, 3版.  xlix + xxxii + xvi + 2428 pp.  東海大学出版会, 秦野.
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*Sato, T & Nakabo, T.  2002.  Ichthyol. Res. 1: 25-46.
  
 
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魚とは

魚の定義付け

魚類(fish)とは,現在より約5.8億年前のカンブリア紀に出現した最初の脊椎動物(vertebrate)の一群であり,およそ以下のような特徴を持つ.

  • 変温動物(poikilothermic animals)である.
  • 鰓(えら,gill)で呼吸を行い,水中で生活する(一部例外あり).
  • 鰭(ひれ,fin)を持つ.

その他の特徴については分類群によってそれぞれ異なり,また非常に多岐に及んでいるためここでは省略する.

魚の種類

魚類の分類については諸説あるもののここでは基本的に中坊(2013)の示す分類群に従うことにする.

その具体的な種数に関しては亜種などの決着が付いていないものも多く一概には言えないが,現時点では25,000種以上が確認されており,つまり魚類は全脊椎動物の半数以上を占める生物となっている.またCohen(1970)によれば,これらの魚類のうちいわゆる「海水魚」は約58%を占めており,これを計算してみればおよそ15,000種前後が海洋に棲息していることが分かる.しかし1976年に5 m近いメガマウスザメ(Megachasma pelagios)が初めて発見されるなど,未だ未記録・未発見の魚種が現れる可能性は高く,これらの数字はあくまで暫定的なものである.

日本人と魚

日本は周囲を海洋に囲まれていることもあり,一般に海洋と非常に密接した生活スタイルをとっている.食糧資源としての利用はもちろんのこと,釣り・ダイビングなどのレジャー,飼育などで積極的に魚類と関わりを持ち,また47都道府県の中に100以上の「水族館,「水族科学館」と呼べる施設があるなど,その魚類への関心の高さは世界でも群を抜いていると言える.

目次

備考

サイトの性質上見易さを優先させるため,亜綱以下の特殊な分類群(区 Division,亜区 Subdivision,下区 Infradivision,上目 Superorder,系 Series,亜系 Subseries,亜目 Suborder)は省略している.また科名が不明であったナガアオメエソ種群"Chlorophthalums" oblongus-species group、オニアオメエソ属Genus Bathysauroidesは,現在それぞれナガアオメエソ科 Paraulopidae,オニアオメエソ科 Bathysauroididaeの新科が与えられている(Sato and Nakabo, 2002)ためこれに従うものとする.

参考文献

  • 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
  • Sato, T & Nakabo, T. 2002. Ichthyol. Res. 1: 25-46.

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