トキワガキ 宮島の植物と自然

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トキワガキ Diospyros morrisiana Hance

分類

カキノキ科 Ebenaceae,カキノキ属 Diospyros

解説

 高さ7m 程度になる常緑亜高木.葉は互生し,若枝は毛があるが後に無毛,全縁で革質.樹皮は暗褐色で成木では鱗状にはがれる.花期は5月下旬-7月上旬.雌雄異株.花は淡黄白色.雄花は数個集まって花序になる.雌花は葉腋に1個つき,短い花柄をもつ.冬に果実が成熟し,直径20 mm程度の球形で,橙黄色になる.伊豆半島以西の本州,四国,九州,琉球,台湾,中国南部に分布する.広島県では島嶼や沿岸の暖地に稀に生育するが,宮島では多く見られる.果実を鳥がよく食べる.

「宮島の植物と自然」内のページ

「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.

  • 59 p.

文献(引用)


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