ヒヨドリバナ

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ヒヨドリバナ(広島県山県郡北広島町 大仙原; 撮影: 垰田 宏, Sept. 18, 2011)
ヒヨドリバナの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 8, 2017)
ヒヨドリバナ(広島県東広島市西条町下見; 撮影: 有村拓真, Oct. 6, 2023)
オオヒヨドリバナの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 26, 2019)
ジェミニウイルスに侵されたヒヨドリバナ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 13, 2019)

ヒヨドリバナ Eupatorium chinense L. var. oppositifolium (Koidz.) Murata & H.Koyama

シノニム

その他

  • Eupatorium chinense Linn. var. oppositifolium (Koidz.) Murata et H.Koyama(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > キク科 Asteraceae(Compositae) > ヒヨドリバナ属 Eupatorium

解説

  • 渡辺(1981)によれば,本種には倍数体(2n=30,40,50)と2倍体(2n=20)があり,また,近縁なものとしてサケバヒヨドリ(E. laciniatum Kitam.,2n=30,40)とキクバヒヨドリ(E. laciniatum var. dissectum (Makino) Kitam.,2n=20)がある.
  • いずれも渡辺(1981)の分布図には広島県に点が打ってある.しかし,それらには中間型があって下記の標本では判別が困難であった.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県では,島嶼部から中国山地まで広く分布し,路傍,林縁などにふつうである.

産地

天然記念物

標本

  • 大竹市後飯谷(km-5964),戸河内町打梨(yy-7306),吉和村焼山(yy-7397),芸北町一兵山家山(hh-7122),宮島(rn-6462),湯来町阿弥陀山(mt-8238),極楽寺山(km-4775),広島市飯室(km-51768),府中町水分峡(yw-1975),黒瀬町岡郷(sy-538),福富町野路山(mt-9437),東広島市鏡山(mt-15006),呉市深山滝(mt-9605),上蒲刈島(yy-10357),倉橋町鹿島(sy-115),野呂山(mt-8331),本郷町用倉(yy-12841),久井町江木(sf-1949),大和町蔵宗(sf-2218),甲山町今高野山(ns-1403),甲奴町品の滝(ns-2283),世羅町戸張(ns-1264),世羅西町小国(ns-907),八千代町大沢湿原(yy-904),三良坂町矢田(kk-507),口和町宮内(hn-848),君田村中野原(kk-3682),神之瀬峡(mt-18090),高野町判官山(hh-8753),三原市仏通寺(yw-1181),尾道市鳴滝山(yk-2155),田島(hh-7570),府中市亀ヶ岳(sf-2416),沼隈町横倉(sf-3447),御調町大塔(yk-3697),東城町森(hn-1393),神石郡三和町井関(sf-931),福山市高島(sf-3811),山野峡(mf-27),比婆山(yy-9612),新市町宮内(yk-9918),神辺町東中条(sf-10292)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • ヒヨドリ

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 57700

文献(出典)

  • 堀川ほか(1959),橋本ほか(1980),土井(1983),山下(1988),吉野(1989),関ほか(1994),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

引用文献

  • 渡辺邦秋.1981. ヒヨドリバナ-倍数性と地理分布-.田村道夫編,日本の植物.pp. 166-189. 培風館,東京.

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