ヒロシマエバヤマザクラ 広島県のサクラ

提供: 広島大学デジタル博物館
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ヒロシマエバヤマザクラ(広島江波山桜)(広島県広島市佐伯区五日市 造幣局広島支局; 撮影: 池田誠慈, Apr. 3, 2023)
ヒロシマエバヤマザクラ(広島江波山桜)の花(広島県広島市佐伯区五日市 造幣局広島支局; 撮影: 池田誠慈, Apr. 3, 2023)
ヒロシマエバヤマザクラ(広島江波山桜)の小花柄とがく筒.小花柄が通常のヤマザクラの2倍程度ある.(広島県広島市佐伯区五日市 造幣局広島支局; 撮影: 池田誠慈, Apr. 3, 2023)
ヒロシマエバヤマザクラ(広島江波山桜)のがく片(広島県広島市佐伯区五日市 造幣局広島支局; 撮影: 池田誠慈, Apr. 3, 2023)

基本データ

和名・品種名
広島江波山桜
読み
ヒロシマエバヤマザクラ
学名
開花期
4月上~中旬
白色
花弁数
一重+半八重
サイズ
高木
樹形

解説

  • 栽培品種
  • 植栽
  • 広島市中区江波山に原木があり,昭和20年の原爆にも耐えた樹齢約160年にもなる,ヤマザクラの一種で,一枝に単弁と重弁の花が混じり合って咲き,花梗(かこう,小花柄のこと)が通常の2倍あり,花が房状につく全国でも珍しい品種.
  • ヒロシマエバヤマザクラは広島市中区江波山公園にあり,1994年4月にサクラ研究家である佐野藤衛門によって発見され,1994年11月に第4回サクラ研究会で新しい園芸品種として発表された.花が大形で球状のかたまりになって枝につく特徴がある.葉も大形で,広島県の自生のヤマザクラの葉とは異なっており,多分,明治時代に植栽されたものであろう.広島市内のサクラとしては稀にみる大木で,胸高幹囲2.5m,樹高14.1mである.
  • 原木は,平成8年3月26日「江波山のヤマザクラ(ヒロシマエバヤマザクラ)」として,広島市天然記念物に指定されている.
  • 広島大学東広島キャンパスの国際の森の本樹木については,本来の広島江波山桜のような花・樹形になっていないように見えるが,樹勢などの条件が悪いためと考えられる.

広島県内での生育場所

  • 江波山
  • 広島市植物公園(広島市)
  • 五日市造幣局広島支所(広島市)
  • 緑化センター(広島市)
  • 広島大学東広島キャンパス(東広島市)
    • 国際の森(東広島キャンパス)
  • 広島大学東千田キャンパス(広島市)
    • 東千田キャンパスに2本の植栽あり.

由来

ギャラリー

  • 造幣局広島支局の木
  • 広島大学東広島キャンパスの木

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