ムネアカハラビロカマキリ 広島大学東広島キャンパス

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ムネアカハラビロカマキリの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎,Aug. 31, 2021)
威嚇するムネアカハラビロカマキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
ムネアカハラビロカマキリの卵鞘.色が白っぽく,端(矢印)が枝から離れる傾向にある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 28, 2021)

ムネアカハラビロカマキリ

和名

学名

  • Hierodula sp.

分類

  • カマキリ科 Mantidae

分布

  • 本州,九州の数県で記録があり,今後さらに広がる可能性が高い.

解説

  • 体全体が幅広く,大型のカマキリ.
  • 日本では2000年から記録があり,外来種の可能性が高い種で,卵鞘(らんしょう)が付着した竹箒が中国から輸入されることで侵入したとされる.
  • 在来種のハラビロカマキリとは生態や生息環境がよく似ており,両種が同所的に生息する地域では競合の結果か,ハラビロカマキリの個体数が減少していることが多い.
  • ハラビロカマキリとの識別点は,本種の方がより大型になること,前脚の基部の突起が小さく,その数が多いこと,胸部の赤みが強いことなどがある.
  • 卵鞘はハラビロカマキリのものに比べると白っぽく,下部が枝から斜めに突き出し,離れる傾向にある.
  • キャンパス内では2019年から目撃されている.

ギャラリー

備考

参考文献

  • 中峰 空. 2017. 本州・四国・九州のカマキリ図鑑. 33 pp. NPO法人 こどもとむしの会, 神戸.

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