ムネアカハラビロカマキリ 広島大学東広島キャンパス
提供: 広島大学デジタル博物館
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ムネアカハラビロカマキリ
和名
学名
- Hierodula sp.
分類
- カマキリ科 Mantidae
分布
- 本州,九州の数県で記録があり,今後さらに広がる可能性が高い.
解説
- 体全体が幅広く,大型のカマキリ.
- 日本では2000年から記録があり,外来種の可能性が高い種で,卵鞘(らんしょう)が付着した竹箒が中国から輸入されることで侵入したとされる.
- 在来種のハラビロカマキリとは生態や生息環境がよく似ており,両種が同所的に生息する地域では競合の結果か,ハラビロカマキリの個体数が減少していることが多い.
- ハラビロカマキリとの識別点は,本種の方がより大型になること,前脚の基部の突起が小さく,その数が多いこと,胸部の赤みが強いことなどがある.
- 卵鞘はハラビロカマキリのものに比べると白っぽく,下部が枝から斜めに突き出し,離れる傾向にある.
- キャンパス内では2019年から目撃されている.
ギャラリー
ムネアカハラビロカマキリの成虫(メス).赤で囲った前脚腿節の顆粒がハラビロカマキリより明らかに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
備考
参考文献
- 中峰 空. 2017. 本州・四国・九州のカマキリ図鑑. 33 pp. NPO法人 こどもとむしの会, 神戸.
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