「アカゲラ」の版間の差分
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*広島県内では,島しょ部を除く地域で見られるが,近年個体数は急激に減少している.繁殖は主に県北一帯.枯れ木や生木の幹に穴を掘り巣穴とする. | *広島県内では,島しょ部を除く地域で見られるが,近年個体数は急激に減少している.繁殖は主に県北一帯.枯れ木や生木の幹に穴を掘り巣穴とする. | ||
*幹をつついて音を立てる「ドラミング」は,枯れてよく音が出る木を選び行う.同じ場所をよく利用することから,縄張りを主張する行動とされている. | *幹をつついて音を立てる「ドラミング」は,枯れてよく音が出る木を選び行う.同じ場所をよく利用することから,縄張りを主張する行動とされている. | ||
− | * | + | *鳴き声は年間を通じて「ケッケッ」と一声ずつ分けて鳴くことが多い. |
*幹に縦に止まり,木の中にいる昆虫やその幼虫を取り出して食べる. | *幹に縦に止まり,木の中にいる昆虫やその幼虫を取り出して食べる. | ||
2020年7月27日 (月) 04:50時点における版
広島大学 > デジタル自然史博物館 > 郷土の動物 > 広島県の鳥類 > アカゲラ | 広島県の動物図鑑 / 和名順
アカゲラ Dendrocopos major hondoensis
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > キツツキ目 Piciformes > キツツキ科 Picidae > アカゲラ属 Dendrocopos > アカゲラ(種) Dendrocopos majora > アカゲラ(亜種) Dendrocopos major hondoensis
解説
- 本州中部以北に多く,本州西南部には少ない.四国,九州には棲んでおらず,平地や山地の林に棲み繁殖している.
- 広島県内では,島しょ部を除く地域で見られるが,近年個体数は急激に減少している.繁殖は主に県北一帯.枯れ木や生木の幹に穴を掘り巣穴とする.
- 幹をつついて音を立てる「ドラミング」は,枯れてよく音が出る木を選び行う.同じ場所をよく利用することから,縄張りを主張する行動とされている.
- 鳴き声は年間を通じて「ケッケッ」と一声ずつ分けて鳴くことが多い.
- 幹に縦に止まり,木の中にいる昆虫やその幼虫を取り出して食べる.
分布・産地・天然記念物
分布
- 本州,対馬,中部および南部大韓民国.
産地
天然記念物・RDB
- 県内で該当なし
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
- great spotted woodpecker
広島県方言
- ケラトウ
- ケラットウ
備考
関連ページ
参考文献
- 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
- 日本野鳥の会広島県支部(編著). 2002. ひろしま野鳥図鑑, 増補改訂版. 267 pp. 中国新聞社, 広島.
更新履歴
- 2020.07.27 ページ作成.