ゴトウヅル

提供: 広島大学デジタル博物館
2016年4月8日 (金) 11:41時点におけるChubo (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動検索に移動

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の植物 > 維管束植物 > ゴトウヅル | 広島県の植物図鑑 / 和名順

イワガラミ(左)とゴトウヅル(右)(広島県三原市久井町; 撮影: 坪田博美, April 6, 2016)

ゴトウヅル Hydrangea petiolaris Siebold & Zucc.

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > アジサイ科 Hydrangeaceae(APG分類体系)ユキノシタ科 Saxifragaceae) > アジサイ属 Hydrangea

解説

  • 落葉性のつる植物.木や岩に着き,長さ10 m以上に達する.茎は淡褐色.
  • 葉は対生で,幅の広い卵形.不揃いな鋸歯がある.裏面は帯白色.脈に沿って短毛がある.
  • 花柱は2つあり,果時にも残存する.雄しべはアジサイ属の中では多く,15-20本.
  • イワガラミは装飾花の萼片が1枚しかない点で区別できる.

花期

  • 花期は6月中旬で,イワガラミより早い.果実は9-10月に熟す.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 北海道~九州の山地に分布する.
  • 広島県では,吉備高原面から中国山地に分布し,とくにブナ林域に多い.

産地

天然記念物

標本

  • 戸河内町水越峠(yy-11537),芸北町天狗石山(yy-6557),久井町吉田(yy-7806),加計町温井(yy-6290),広島市呉娑々宇山(mt-5796),筒賀村小原(mt-6875),野呂山(hh-5327),吉和村中津谷(yw-4473),大万木山(km-2960),湯来町阿弥陀山(hh-5853),佐伯町栗栖(mt-13814),極楽寺山(yw-8048),熊野町石岳山(mt-14285),八千代町大沢湿原(yy-887),高宮町田草(mt-14739),口和町下金田(hn-41),西城町奥二本栃(yy-14778),神之瀬峡(st-210)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 24080

文献(出典)


広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 郷土の植物 / 維管束植物 | 広島県の植物図鑑 / 和名順 にもどる