「ヌートリア」の版間の差分
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2016年2月14日 (日) 14:50時点における版
広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の動物 | 広島県の動物図鑑 / 和名順
ヌートリア Myocastor coypus
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 哺乳綱 Mammalia > ネズミ目(齧歯目) Rodentia > ヌートリア科 Myocastoridae > ヌートリア属 Myocastor > ヌートリア Myocastor coypus
解説
- 南アメリカ原産.
- 明治末期に輸入.その後毛皮目的で飼育・養殖された.
- 戦後と1950年代の毛皮ブーム後に大規模な野外への逸出・放逐が起きた.
- 主に夜行性だが,昼間でも行動することがある.
- 遊泳・潜水が得意.
- オレンジ色の大きな前歯は特徴的.
- 農作物やイシガイ科の二枚貝などに被害を与え,巣穴を掘る習性により畔(あぜ)や堤防を破壊する恐れがある.
- しばしば「ニホンカワウソではないか」と誤認されることがある.
天然記念物・RDB
- 世界の侵略的外来種ワースト100
- 日本の侵略的外来種ワースト100
- 特定外来生物
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
- nutria
- coypu
広島県方言
- 広島県では戦後に一気に分布を広げたせいか方言が特に知られておらず,「ヌートリア」という呼び名が定着している.全国的には,沼狸(しょうり,ぬまたぬき),海狸鼠(かいりねずみ),洋溝鼠(ようどぶねずみ),舶来溝鼠(はくらいどぶねずみ)と呼ばれたようだ.
備考
参考文献
- 広島哺乳類談話会(編). 2000. 広島県の哺乳類. 169 pp. 中国新聞社, 広島.
更新履歴
2016.01.01 ページ作成.