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最新情報
キャンパスで現在見られる植物の花や実の情報です.名前や写真をクリックすると解説ページに移動します.
2021
6月
オカトラノオ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2021)
カキラン.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 15, 2021)
ドクダミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2021)
5月
- キャンパス内で自生するアジサイ類です。コアジサイは香りの強いアジサイで,明るい林縁に生えます.コガクウツギはやや日当たりの悪い林縁部に自生し,ガクウツギと異なり葉が先端で急に尖りません.イワガラミは木や岩に絡みつくつる性のアジサイで,葉の表面に毛があるものはケイワガラミと呼ばれます.
コアジサイ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 22, 2021)
コガクウツギ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 26, 2021)
イワガラミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 5, 2021)
- キイチゴ類の実を観察することができました.キャンパス内で一番よく目にするのはビロードイチゴで,葉の両面に触れるとビロードのような感触があります.実は黄紅色をしています.生態実験園で主に見られるのはクサイチゴで,低木でありながら腰より低い高さまでしか伸びません.実は比較的大きく,食べると爽やかな甘味を感じられます.クマイチゴはキャンパスでは限られた場所にしか生えず,かつ個体数も少ないです.実は小核果が尖っているのが特徴です.
ビロードイチゴ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 25, 2021)
クサイチゴ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 25, 2021)
クマイチゴ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 27, 2021)
林縁部ではササユリが咲いていました.淡いピンク色の花が美しく,香りも強いです.スイカズラはつる性で,咲始めの白い花と少し古くなった黄色い花を同時に鑑賞することができます.林床にはシライトソウが咲き,暗い森の中で一際目立つ白い花を咲かせます.
ササユリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 26, 2021)
スイカズラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 26, 2021)
シライトソウ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 26, 2021)
4月
- 2021.04.08-05.01 東広島キャンパスでは,4月中旬から下旬にかけてヤマフジとノダフジが開花していました.両種とも酷似していますが,ヤマフジは蔓が左巻きで花房が短く,ノダフジは蔓が右巻きで花房が長いです.また,花期もヤマフジのほうが早いです.
ヤマフジ.房が短く,房全体が同時に開花する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 22, 2021)
ノダフジ.房がより長く,花は房の上から咲く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2021)
タンポポや,それに類似するキク科植物です.
カンサイタンポポ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2021)
シロバナタンポポ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2021)
セイヨウタンポポ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2021)
ジシバリ.葉は卵形.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 22, 2021)
オオジシバリ.葉はへら状.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2021)
コウゾリナ.茎や葉に剛毛をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2021)
ブタナ.花茎がよく分岐する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2021)
ノゲシ.葉や萼にトゲが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 2, 2021)
ニガナ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 2, 2021)
上旬にはキャンパス内の山野でコバノミツバツツジが満開でしたが,下旬になるにつれてヒメヤマツツジが咲き始めました.山の乾いた地表にはヒメハギが咲いていました.
コバノミツバツツジ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 1, 2021)
ヒメヤマツツジ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 21, 2021)
ヒメハギ.乾いた地表に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 12, 2021)
ノイバラとサルトリイバラは茎に硬いトゲが生えているという点では共通していますが,ノイバラはバラ目,サルトリイバラはユリ目と別の目に属しており,花の形状も全く異なります.
ノイバラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 12, 2021)
サルトリイバラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 8, 2021)
シュンランは明るい山野に見られます.キケマンやアマドコロは林縁部で観察することができました.
シュンラン.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 9, 2021)
キケマン.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 12, 2021)
アマドコロ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 1, 2021)
山野の白い花々です.
コバノガマズミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 27, 2021)
ミヤマガマズミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 20, 2021)
ズミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 1, 2021)
サワフタギ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 27, 2021)
カマツカ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2021)
ウワミズザクラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 20, 2021)
コスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
コスミレの距.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
アリアケスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
アリアケスミレの距.スミレよりもさらに短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
シハイスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
シハイスミレの距.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
タチツボスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
タチスボスミレの距.オオタチツボスミレとは異なり,距の色は花の色に近い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 30, 2021)
ナガバタチツボスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
ナガバタチスボスミレの距.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
ニオイタチツボスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
ニオイタチスボスミレの距.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
オオタチツボスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 1, 2021)
オオタチスボスミレの距.タチツボスミレとは異なり,距の色は白い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 1, 2021)
ニョイスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 1, 2021)
ニョイスミレの距.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 1, 2021)
林縁部に自生するキイチゴ類です.ビロードイチゴは枝や葉の両面に細かい毛が多いです.ナガバモミジイチゴは葉が三裂し,表面はやや光沢が強いのが特徴です.この二種は花が下向きがつきます.クサイチゴは腰より低い位置に大輪の白い花を上向きにつけます.
ビロードイチゴ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 25, 2021)
ナガバモミジイチゴ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 31, 2021)
クサイチゴ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 1, 2021)
山野に咲く下垂する花です.生態実験園ではキブシの花が観察しやすいです.クロモジやウリカエデはががら山でよく見られます.
キブシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 25, 2021)
クロモジ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
ウリカエデ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 26, 2021)
地表に咲く草本類です.ムラサキサギゴケとトキワハゼはよく似ている花ですが,ムラサキサギゴケはトキワハゼより低い位置に咲き,大型の紫色の花をつけます.一方のトキワハゼは,茎が直立し白っぽい花を咲かせます.カキドオシは茎がよく伸び,淡紫色の花を大抵二つ並べて咲かせます.
ムラサキサギゴケ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 25, 2021)
トキワハゼ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 17, 2021)
カキドオシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 30, 2021)
肥沃で明るい草地にはオオイヌノフグリが見られます.鮮やかな青い花を咲かせる本種ですが,果実が二つ並んでつく様子を犬の陰嚢(ふぐり)に見立てられています.路傍や林縁部の地表ではキランソウが開花してます.林床ではショウジョウバカマが咲いています.東広島キャンパスでは淡いピンク色の花を咲かせる個体が大半です.
オオイヌノフグリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 25, 2021)
キランソウ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 25, 2021)
ショウジョウバカマ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 1, 2021)
3月
- 2021.03.15-24 東広島キャンパスではスミレ類が開花しています.日当たりの良い草地ではスミレが,路傍などではノジスミレやヒメスミレが開花しています.
スミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 15, 2021)
スミレの距.ノジスミレよりも太く短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
ノジスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 18, 2021)
ノジスミレの距.スミレよりも細長い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
ヒメスミレ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 24, 2021)
ヒメスミレの距.花の色とは異なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 29, 2021)
- 2021.03.08 キャンパス内の自生や植栽のアセビが開花しています.ツツジ科の中でもいち早く開花します.
アセビの花.ツツジ科の中でもいち早く開花する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 8, 2021)
2月
ウメの1品種,ギョクエイ(玉英)の花(東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2021)
ウメの1品種,ゲッセカイ(月世界)の花(東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2021)
コハコベの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2021)
ホトケノザの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2021)
ナズナ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2021)
オランダミミナグサの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2021)
キュウリグサの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2021)
オオイヌノフグリの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2021)
タチイヌノフグリの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2021)
1月
ウメ(紅梅,植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 15, 2021)
ソシンロウバイ(広島県東広島市鏡山 東広島キャンパス総合博物館前; 撮影: 中村 創, Jan. 28, 2021)
- 2021.01.12 寒波が到来し,東広島キャンパスの植物も雪化粧しましたが雪の下でも我慢強く春を待っています.
雪化粧したマンリョウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 12, 2021)
雪化粧したアセビのつぼみ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 12, 2021)
雪の下でも膨らみつつある,ソメイヨシノの花芽(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 12, 2021)
- 2021.01.01 あけましておめでとうございます.
2020
12月
- 2020.12.11 東広島キャンパスの植栽の果実が実っています.野鳥の貴重な餌資源になります.カイノキ(ランシンボク)は教育学部のシンボルツリーです.クロガネモチは植栽樹としてよく用いられ,雌雄異株で雌株が多く植えられています.ナンキンハゼは中国原産の植栽樹で,果実が3裂して白いろう質の仮種皮に包まれた種子が観察でき,ヒヨドリがよく好みます.
カイノキの果実(教育学部; 撮影: 池田誠慈, Dec. 11, 2020)
クロガネモチの果実(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 11, 2020)
ナンキンハゼの種子.ヒヨドリがよく好む.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 11, 2020)
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