「東広島キャンパスの花ごよみ」の版間の差分

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*2021.04.08-05.01 東広島キャンパスでは,4月中旬から下旬にかけて[[ヤマフジ]]と[[ノダフジ]]が開花していました.両種とも酷似していますが,[[ヤマフジ]]は蔓が左巻きで花房が短く,[[ノダフジ]]は蔓が右巻きで花房が長いです.また,花期も[[ヤマフジ]]のほうが早いです.
  
 
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ファイル: 20210421ヒメヤマツツジ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_203702s.jpg|200px|thumb|right|ヒメヤマツツジ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 21, 2021)
 
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ファイル: 20210412ヒメハギ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_201850s.jpg|200px|thumb|right|ヒメハギ.乾いた地表に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 12, 2021)
 
ファイル: 20210412ヒメハギ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_201850s.jpg|200px|thumb|right|ヒメハギ.乾いた地表に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 12, 2021)
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ファイル: 20210408サルトリイバラ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_200815s.jpg|200px|thumb|right|サルトリイバラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 8, 2021)
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ファイル: 20210409シュンラン_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_201059s.jpg|200px|thumb|right|シュンラン.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 9, 2021)
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ファイル: 20210412キケマン_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_211801s.jpg|200px|thumb|right|キケマン.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 12, 2021)
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ファイル: 20210501アマドコロ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_207358s.jpg|200px|thumb|right|アマドコロ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 1, 2021)
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山野の白い花々です.
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ファイル: 20210427コバノガマズミ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_206960s.jpg|200px|thumb|right|コバノガマズミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 27, 2021)
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ファイル: 20210420ミヤマガマズミ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_203169s.jpg|200px|thumb|right|ミヤマガマズミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 20, 2021)
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ファイル: 20210501ズミ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_207410s.jpg|200px|thumb|right|ズミ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May 1, 2021)
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ファイル: 20210427サワフタギ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_206971s.jpg|200px|thumb|right|サワフタギ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 27, 2021)
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ファイル: 20210423カマツカ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_205554s.jpg|200px|thumb|right|カマツカ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2021)
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ファイル: 20210420ウワミズザクラ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_203263s.jpg|200px|thumb|right|ウワミズザクラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 20, 2021)
 
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2021年5月9日 (日) 21:04時点における版

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最新情報

キャンパスで現在見られる植物の花や実の情報です.名前をクリックすると解説ページに移動します.

2021

4月

  • 2021.04.08-05.01 東広島キャンパスでは,4月中旬から下旬にかけてヤマフジノダフジが開花していました.両種とも酷似していますが,ヤマフジは蔓が左巻きで花房が短く,ノダフジは蔓が右巻きで花房が長いです.また,花期もヤマフジのほうが早いです.

タンポポや,それに類似するキク科植物です.


上旬にはキャンパス内の山野でコバノミツバツツジが満開でしたが,下旬になるにつれてヒメヤマツツジが咲き始めました.山の乾いた地表にはヒメハギが咲いていました.

ノイバラサルトリイバラは茎に硬いトゲが生えているという点では共通していますが,ノイバラはバラ目,サルトリイバラはユリ目と別の目に属しており,花の形状も全く異なります.

シュンランは明るい山野に見られます.キケマンアマドコロは林縁部で観察することができました.

山野の白い花々です.

林縁部に自生するキイチゴ類です.ビロードイチゴは枝や葉の両面に細かい毛が多いです.ナガバモミジイチゴは葉が三裂し,表面はやや光沢が強いのが特徴です.この二種は花が下向きがつきます.クサイチゴは腰より低い位置に大輪の白い花を上向きにつけます.


山野に咲く下垂する花です.生態実験園ではキブシの花が観察しやすいです.クロモジウリカエデはががら山でよく見られます.

地表に咲く草本類です.ムラサキサギゴケトキワハゼはよく似ている花ですが,ムラサキサギゴケトキワハゼより低い位置に咲き,大型の紫色の花をつけます.一方のトキワハゼは,茎が直立し白っぽい花を咲かせます.カキドオシは茎がよく伸び,淡紫色の花を大抵二つ並べて咲かせます.

肥沃で明るい草地にはオオイヌノフグリが見られます.鮮やかな青い花を咲かせる本種ですが,果実が二つ並んでつく様子を犬の陰嚢(ふぐり)に見立てられています.路傍や林縁部の地表ではキランソウが開花してます.林床ではショウジョウバカマが咲いています.東広島キャンパスでは淡いピンク色の花を咲かせる個体が大半です.

3月

  • 2021.03.15-24 東広島キャンパスではスミレ類が開花しています.日当たりの良い草地ではスミレが,路傍などではノジスミレヒメスミレが開花しています.
  • 2021.03.08 キャンパス内の自生や植栽のアセビが開花しています.ツツジ科の中でもいち早く開花します.

2月

1月

  • 2021.01.12 寒波が到来し,東広島キャンパスの植物も雪化粧しましたが雪の下でも我慢強く春を待っています.
  • 2021.01.01 あけましておめでとうございます.

2020

12月

  • 2020.12.11 東広島キャンパスの植栽の果実が実っています.野鳥の貴重な餌資源になります.カイノキ(ランシンボク)は教育学部のシンボルツリーです.クロガネモチは植栽樹としてよく用いられ,雌雄異株で雌株が多く植えられています.ナンキンハゼは中国原産の植栽樹で,果実が3裂して白いろう質の仮種皮に包まれた種子が観察でき,ヒヨドリがよく好みます.

過去のニュース

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