「アオイトトンボ・オオアオイトトンボ・コバネアオイトトンボの見分け方」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
 
(他の1人の利用者による、間の6版が非表示)
1行目: 1行目:
[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~ 広島大学デジタルミュージアム] > [[キャンパスまるごと博物館]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの動物]] > [[アオイトトンボ,オオアオイトトンボ,コバネアオイトトンボの見分け方]]
+
[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~ 広島大学デジタルミュージアム] > [[キャンパスまるごと博物館]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの動物]] > [[アオイトトンボ・オオアオイトトンボ・コバネアオイトトンボの見分け方]]
  
=アオイトトンボ,オオアオイトトンボ,コバネアオイトトンボの見分け方=
+
=アオイトトンボ・オオアオイトトンボ・コバネアオイトトンボの見分け方=
 
[[アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アオイトトンボ]],[[オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオアオイトトンボ]],[[コバネアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|コバネアオイトトンボ]]は酷似するアオイトトンボ属三種であるが,次のような特徴から見分けることができる.
 
[[アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アオイトトンボ]],[[オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオアオイトトンボ]],[[コバネアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|コバネアオイトトンボ]]は酷似するアオイトトンボ属三種であるが,次のような特徴から見分けることができる.
  
25行目: 25行目:
 
ファイル: 20211126オオアオイトトンボ成熟胸部_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_269812s.jpg|250px|thumb|right|オオアオイトトンボ(成熟オス)の胸部.まったく粉をふかない上に,胸部の金属光沢部の先端が下段のライン(第二側縫線)に広く接する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 3, 2021)|link=オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
 
ファイル: 20211126オオアオイトトンボ成熟胸部_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_269812s.jpg|250px|thumb|right|オオアオイトトンボ(成熟オス)の胸部.まったく粉をふかない上に,胸部の金属光沢部の先端が下段のライン(第二側縫線)に広く接する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 3, 2021)|link=オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
 
ファイル: 20200902コバネアオイトトンボ成熟胸部_東広島市鏡山_南葉撮影_124626s.jpg|250px|thumb|right|コバネアオイトトンボ(成熟オス)の胸部.まったく粉をふかない上に,胸部の金属光沢部の先端が下段のライン(第二側縫線)に接しない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 2, 2020)|link=コバネアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
 
ファイル: 20200902コバネアオイトトンボ成熟胸部_東広島市鏡山_南葉撮影_124626s.jpg|250px|thumb|right|コバネアオイトトンボ(成熟オス)の胸部.まったく粉をふかない上に,胸部の金属光沢部の先端が下段のライン(第二側縫線)に接しない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 2, 2020)|link=コバネアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
 +
</gallery>
 +
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 +
ファイル: 20210701アオイトトンボ未成熟胸部_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_226595s.jpg|250px|thumb|right|アオイトトンボ(未成熟個体)の胸部.メスや若い個体は粉をふかないことが多いので注意.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2021)|link=アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
 +
ファイル: 20200623コバネアオイトトンボ未成熟胸部_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_130432s.jpg|250px|thumb|right|コバネアオイトトンボ(未成熟個体)の胸部.金属部が明瞭でなく,胸部が全体的に淡橙色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 23, 2020)|link=コバネアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
 
</gallery>
 
</gallery>
  
40行目: 44行目:
 
*[[ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方|ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方]]
 
*[[ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方|ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方]]
 
===昆虫===
 
===昆虫===
*[[シモフリスズメとエゾシモフリスズメの見分け方]]
+
{{テンプレート:昆虫の見分け方}}
*[[オオミズアオとオナガミズアオの見分け方]]
 
*[[オオカマキリとチョウセンカマキリの見分け方]]
 
*[[アオイトトンボ,オオアオイトトンボ,コバネアオイトトンボの見分け方]]
 
*[[マユタテアカネ,ヒメアカネ,マイコアカネの見分け方]]
 
  
 
==参考文献==
 
==参考文献==

2022年6月2日 (木) 21:19時点における最新版

広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > キャンパスまるごと博物館 > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > アオイトトンボ・オオアオイトトンボ・コバネアオイトトンボの見分け方

アオイトトンボ・オオアオイトトンボ・コバネアオイトトンボの見分け方

アオイトトンボオオアオイトトンボコバネアオイトトンボは酷似するアオイトトンボ属三種であるが,次のような特徴から見分けることができる.

  • アオイトトンボの特徴
    • 胸部の金属光沢部の先端が,下段のライン(第二側縫線)にわずかに接する(雌雄).
    • 成熟すると胸部や腹部の一部に青白い粉をふく(主にオス,まれにメスも).
    • 産卵は,あらゆる抽水植物(キショウブガマなど)を産卵床として行う.
    • 三種の中ではオオアオイトトンボに次ぎ大型で,出現時期は最も早い.
  • オオアオイトトンボの特徴
    • 胸部の金属光沢部の先端が,下段のライン(第二側縫線)に広く接する(雌雄).
    • 成熟しても胸部や腹にまったく粉をふかない(雌雄).
    • 産卵は,水辺に張り出した生木の枝を産卵床として行う.
    • 三種の中では最も大型で,出現時期は最も遅い.
  • コバネアオイトトンボの特徴
    • 胸部の金属光沢部の先端が,下段のライン(第二側縫線)に接しない(雌雄).
    • 成熟しても胸部や腹にまったく粉をふかない(雌雄).
    • 産卵は,組織の柔らかい抽水植物(カンガレイクログワイなど)を産卵床として行う.
    • 三種の中では最も小型で,出現時期はアオイトトンボに次ぐ.


個別ページ

見分け方に関連するページ

両生類

爬虫類

鳥類

昆虫


参考文献

  • 尾園 暁・川島逸郎・二橋 亮. 2012. ネイチャーガイド 日本のトンボ. 531 pp. 文一総合出版, 東京.

広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > キャンパスまるごと博物館 > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 にもどる