「アマガエルとアオガエルの見分け方」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
 
(同じ利用者による、間の9版が非表示)
1行目: 1行目:
<span style="font-size:10">[http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[郷土の動物|郷土の動物]] > [[広島県のカエル]] > [[アマガエルとアオガエルの見分け方]] | [[広島県の動物図鑑]] / [[広島県の動物図鑑/和名順/ブロック|和名順]] </span>
+
__NOTOC__
=アマガエルとアオガエルの見分け方=
+
[[ニホンアマガエル]]と[[シュレーゲルアオガエル]],[[モリアオガエル]]はよく混同されるが次のような特徴から見分けることができる(このページの写真はクリックすると拡大します).
[[ニホンアマガエル]]と[[シュレーゲルアオガエル]],[[モリアオガエル]]はよく混同されるが次のような特徴から見分けることができる.
 
  
 
*[[ニホンアマガエル]]は鼻腔から目を通り鼓膜にかけて黒い模様がある.周囲の環境の色によって緑色から茶色に変化することができ,茶色くなると背中に雲状の模様が現れる.アオガエル2種に比べ鼻先に丸みがある.
 
*[[ニホンアマガエル]]は鼻腔から目を通り鼓膜にかけて黒い模様がある.周囲の環境の色によって緑色から茶色に変化することができ,茶色くなると背中に雲状の模様が現れる.アオガエル2種に比べ鼻先に丸みがある.
 
*[[シュレーゲルアオガエル]]の体色はたいてい緑色で,土に潜っている時などは赤褐色に体色変化している.背中に模様はない.顔にアマガエルのような模様はなく,また,虹彩の色が金色であることでモリアオガエルと見分ける.
 
*[[シュレーゲルアオガエル]]の体色はたいてい緑色で,土に潜っている時などは赤褐色に体色変化している.背中に模様はない.顔にアマガエルのような模様はなく,また,虹彩の色が金色であることでモリアオガエルと見分ける.
 
*[[モリアオガエル]]の体色は一般的に緑色である.シュレーゲルアオガエル同様,顔に模様はない.集団によっては背中に赤褐色の模様がある.虹彩の色が赤いことでシュレーゲルアオガエルと見分ける.またシュレーゲルアオガエルより大型である.
 
*[[モリアオガエル]]の体色は一般的に緑色である.シュレーゲルアオガエル同様,顔に模様はない.集団によっては背中に赤褐色の模様がある.虹彩の色が赤いことでシュレーゲルアオガエルと見分ける.またシュレーゲルアオガエルより大型である.
 
+
==全体像==
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 
ファイル:20150404ニホンアマガエル成体体色変化_安芸高田市_田守撮影_IMG_5375.JPG|200px|thumb|right|ニホンアマガエル成体の体色変化(広島県安芸高田市; 撮影: 田守泰裕, Apr. 4, 2015)
 
ファイル:20150404ニホンアマガエル成体体色変化_安芸高田市_田守撮影_IMG_5375.JPG|200px|thumb|right|ニホンアマガエル成体の体色変化(広島県安芸高田市; 撮影: 田守泰裕, Apr. 4, 2015)
 
ファイル:20150505シュレーゲルアオガエル成体廿日市市宮島町 田守撮影 IMG 0043.JPG|200px|thumb|right|シュレーゲルアオガエル成体(オス).虹彩は黄色で,鼻孔から眼,鼓膜にかけて褐色の線が入らない.オスはメスに比べて吻端が尖る.(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 田守泰裕, May 5, 2015)
 
ファイル:20150505シュレーゲルアオガエル成体廿日市市宮島町 田守撮影 IMG 0043.JPG|200px|thumb|right|シュレーゲルアオガエル成体(オス).虹彩は黄色で,鼻孔から眼,鼓膜にかけて褐色の線が入らない.オスはメスに比べて吻端が尖る.(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 田守泰裕, May 5, 2015)
 
ファイル:20150626モリアオガエル成体オス_廿日市市大野町_田守撮影_DSC_0571.JPG|200px|thumb|right|モリアオガエルの成体(オス).虹彩の色は赤みを帯びる.オスはメスに比べて吻端が尖る.(広島県廿日市市大野町; 撮影: 田守泰裕, Jun. 26, 2015)
 
ファイル:20150626モリアオガエル成体オス_廿日市市大野町_田守撮影_DSC_0571.JPG|200px|thumb|right|モリアオガエルの成体(オス).虹彩の色は赤みを帯びる.オスはメスに比べて吻端が尖る.(広島県廿日市市大野町; 撮影: 田守泰裕, Jun. 26, 2015)
 +
</gallery>
 +
==頭部側面==
 +
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 +
ファイル: 20211018ニホンアマガエル成体_東広島市豊栄町_池田撮影_PA186440s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアマガエル成体の頭部側面(拡大).鼻腔から目を通り鼓膜にかけて黒い模様がある.吻端は丸みをおびる.(広島県東広島市豊栄町乃美; 撮影: 池田誠慈, Oct. 18, 2021)
 +
ファイル:20160408シュレーゲルアオガエル成体オス頭部側面_三原市沼田東町_池田撮影_IMG_9097s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルの成体オス頭部側面.虹彩は黄色.オスはメスに比べて吻端が尖る.(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, Apr. 8, 2016)
 +
ファイル:20220711モリアオガエル成体オス頭部側面_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_66670s.JPG|250px|thumb|right|モリアオガエル成体の頭部側面.虹彩の色は赤みを帯びる.オスはメスに比べて吻端が尖る(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 11, 2022)
 
</gallery>
 
</gallery>
  
23行目: 28行目:
 
[[ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方|ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方]]
 
[[ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方|ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方]]
  
 +
===昆虫===
 +
{{テンプレート:昆虫の見分け方}}
 +
 +
==広島大学総合博物館のイベント==
 +
{{テンプレート:広島大学総合博物館のイベント}}
 
----
 
----
<span style="font-size:10">[http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[郷土の動物|郷土の動物]] > [[広島県のカエル]] | [[広島県の動物図鑑]] / [[広島県の動物図鑑/和名順/ブロック|和名順]] にもどる</span>
+
<span style="font-size:10">[http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[動物メインページ]] > [[郷土の動物|郷土の動物]] > [[広島県の両生類]] | [[広島県の動物図鑑]] / [[広島県の動物図鑑/和名順/ブロック|和名順]] にもどる</span>
  
 
[[Category:動物]]
 
[[Category:動物]]

2023年8月1日 (火) 17:41時点における最新版

ニホンアマガエルシュレーゲルアオガエルモリアオガエルはよく混同されるが次のような特徴から見分けることができる(このページの写真はクリックすると拡大します).

  • ニホンアマガエルは鼻腔から目を通り鼓膜にかけて黒い模様がある.周囲の環境の色によって緑色から茶色に変化することができ,茶色くなると背中に雲状の模様が現れる.アオガエル2種に比べ鼻先に丸みがある.
  • シュレーゲルアオガエルの体色はたいてい緑色で,土に潜っている時などは赤褐色に体色変化している.背中に模様はない.顔にアマガエルのような模様はなく,また,虹彩の色が金色であることでモリアオガエルと見分ける.
  • モリアオガエルの体色は一般的に緑色である.シュレーゲルアオガエル同様,顔に模様はない.集団によっては背中に赤褐色の模様がある.虹彩の色が赤いことでシュレーゲルアオガエルと見分ける.またシュレーゲルアオガエルより大型である.

全体像

頭部側面

見分け方に関連するページ

両生類

爬虫類

鳥類

ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方

昆虫


広島大学総合博物館のイベント

99-fn s.JPG ←※クリックして拡大

  • 2023年11月11日(土)に広島大学総合博物館『第99回フィールドナビ「どんぐりであそビンゴ』が開催されます.
  • 詳しくはこちら→イベントの詳細・申し込み

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 動物メインページ > 郷土の動物 > 広島県の両生類 | 広島県の動物図鑑 / 和名順 にもどる