イヌドウナ
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イヌドウナ Cacalia hastata L. subsp. tanakae (Fr. & Sav.) H.Koyama
シノニム
- Cacalia hastata Linn. var. tanakae (Franch. et Savat.) Kitam.（広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用．）
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > キク科 Asteraceae（Compositae） > コウモリソウ属 Cacalia
解説
- イヌドウナはヨブスマソウの変種で，これまで本州(東北地方･関東地方北部)に知られていたが，1985年に児玉集によって広島県で発見され，1986年にコウモリソウ属の分類の専門家である小山博滋が現地調査を行った．
花期
分布・産地・天然記念物
分布
- 本州(東北地方･関東地方北部，広島県)．
- 広島県西部の中国山地にきわめて稀に分布し，渓谷の陰湿な場所に生育する．
- 狭い範囲に50株あまりしかなく，厳重な保護が望まれる．
- 新潟県より飛び離れて広島県に分布しており，多雪地帯の要素として貴重である．
産地
天然記念物
標本
- 県西部(ts-851014，同定:小山博滋)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
- 広島県RDBカテゴリ： 絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
- 環境庁コード： 55820
- 県RDB
文献(出典)
- 田村・小山（1989），井波（1990），広島県（1995），広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会（1997）
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