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+ | * 花は直径が約10 mm程度で,4枚の花弁をもち,やや瑠璃色を帯びた青紫色. | ||
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− | * | + | * 呉市教育委員会(1970),関ほか(1975),土井(1983),関ほか(1994),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997) |
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2010年10月29日 (金) 14:55時点における版
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オオイヌノフグリ Veronica persica Poiret
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ゴマノハグサ科 Bignoniaceae > クワガタソウ属 Veronica
解説
- 比較的日当たりの良い平地の野原や道ばた,田畑で見られる越年生(2年生)の草本で,草丈5-40 cm程度になる.
- 植物体全体に荒い毛がある.葉は茎の下部から上部にかけて,対生から次第に互生に変化する.
- 秋に芽生え,越年して春に花を咲かせる.
- 花は直径が約10 mm程度で,4枚の花弁をもち,やや瑠璃色を帯びた青紫色.
- 花は天気の良い日の朝開花するが,夕方になると閉じる.天気が悪い日も閉じている.雄しべは2本.
- 花が大きく,蜜をだし,紫外線を反射し,虫が訪れていることから虫媒花であると考えられるが,例年同じ場所で見られることや,果実が必ず対に成熟すること,花が終わる前雄しべが雌しべに接することなどから考えると,かなりの割合で自家受粉を行っている可能性がある.
花期
- 春(2-5月).
- 広島県南部の早いところでは2月に開花が始まる.
分布・産地・天然記念物
分布
- 春になると普通に見られる代表的な植物であるが,19世紀の終わりころ関東に帰化した記録があり,現在では全国で見られる.
産地
天然記念物
標本
- 廿日市市河末(mt-12523),広島市桐原(yw-1663),府中町上岡田(yw-2017),熊野町下深原(mt-13756),黒瀬町国近(km-3927),呉市塩焼(mt-8595),倉橋島(km-5705),向島(yk-5863),河内町入野(sf-6144),本郷町広島空港(yk-6558),大和町蔵宗(sf-6248),三原市沼田西(yk-6745),御調町小猿(yk-7025),世羅町安田(yk-7179),三良坂町小塩野(yw-5680),吉舎町知和(ts-14874),沼隈町臼木山(sf-5703),尾道市高頭(yk-5733),因島(yk-5829),府中市石垣(yk-6192),油木町下谷(sf-6281),福山市竜頭峡(sf-6327),神石郡三和町さんわの森(sf-7369),口和町常定(hn-432)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- オオイヌノキンタマ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 51420
- 帰化(北半球に広く帰化)
文献
- 呉市教育委員会(1970),関ほか(1975),土井(1983),関ほか(1994),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
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