オオサンショウウオ生息地周辺の植生
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オオサンショウウオ生息地周辺の植生
広島県東広島市豊栄は広島県の中央に位置する.豊栄は日本海側と瀬戸内海側へ注ぐ河川の分水嶺にあたり,地理的に見ても重要な場所である.潜在自然植生はシラカシ林と推定されているが,数十年前には人間の活動によりアカマツ二次林が成立していた.現在,松枯れ病の拡大にともなうアカマツの枯損や里山としての利用機会の減少により,遷移が進行している.
東広島市椋梨川水系のオオサンショウウオ生息地周辺では,シラカシやアカマツ,スギなどが見られ,アカマツが枯れアベマキやコナラが優先する落葉樹林とシラカシが優先する常緑樹林が隣接している.オオサンショウウオの幼生や餌となる水生昆虫の隠れ家となる落ち葉が冬季の離散の時期には必要であり,落ち葉を供給する落葉樹が重要な役割を果たしていると考えられる.
活動
2016年6月17日,ゴウジョウ堰(ぜき)より上流に向けて木本を中心に植物相の予備調査を行った.
主な木本
落葉樹
- アカシデ
- アカメガシワ
- アベマキ
- ウリカエデ
- ウワミズザクラ
- カキノキ
- ガマズミ
- カマツカ
- カンサイスノキ
- キリ
- クサギ
- クロモジ
- コアジサイ
- コウヤボウキ
- コシアブラ
- コバノガマズミ
- コバノミツバツツジ
- ザイフリボク
- サカキ
- サンショウ
- シラカシ
- タカノツメ
- タムシバ
- タラノキ
- タンナサワフタギ
- ナガバモミジイチゴ
- ヌルデ
- ネジキ
- ネムノキ
- ホオノキ
- ミヤマガマズミ
- ヤマウグイスカグラ
- ヤマウルシ
- ヤマツツジ
- リョウブ
常緑樹
つる
淀みにたまっていた落ち葉
備考
更新履歴
- 2016.06.17 ページ作成.
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