カキネガラシ

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カキネガラシ Sisymbrium officinale (L.) Scop.

シノニム

その他

  • Sisymbrium officinale (Linn.) Scop.(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > アブラナ科 Brassicaceae > キバナハタザオ属 Sisymbrium

解説

  • カキネガラシは,イヌカキネガラシに似るが,茎が頻繁に開出分枝する点,茎や葉柄の毛が二型あり,下向きの粗毛と細毛である点,葉の側裂片の数が数対と少ない点,若い果実が先端の花を越えて伸びない点,花が径3–4 mmとイヌカキネガラシよりも小型である点,長角果は長さが1–2 cmで,茎に伏生し密着し,先端がやや細くなり,表面に短毛が密生する点,果柄が1–3 mmと短い点などで区別できる.種子についてはイヌカキネガラシと類似の形態であったが,長さ1.1–1.4 mmとやや大型で,やや角の目立つものがあった.植物体に毛が多いものをケカキネガラシS. officinale var. officinale,毛が少ないものをハマカキネガラシS. officinale var. leiocarpumとして変種レベルで区別する場合もあるが,今回の観察では毛の量では明確に区別できなかった.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

産地

天然記念物

標本

  • 広島市宇品東(yy-3641),廿日市市平良山手(hu-282)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • カキネカラシ

備考

  • 環境庁コード: 22430
  • 帰化


文献(出典)


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