「カンザブロウノキ 宮島の植物と自然」の版間の差分
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2017年1月20日 (金) 20:47時点における最新版
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カンザブロウノキ Symplocos theophrastifolia Siebold & Zucc.
分類
ハイノキ科 Symplocaceae,ハイノキ属 Symplocos
解説
高さ数-20 mになる常緑高木.樹皮は赤褐色.葉は大きく,低い鋸歯(きょし)があって無毛.花期は8 月中旬.花期が非常に短い.花は白色で,雄しべが目立つ.果実は小形で黒色,正月過ぎに成熟し,小鳥がよく実をついばむ.静岡県以西の本州,四国,九州,琉球,台湾,中国に分布する.瀬戸内海周辺では稀.広島県では宮島に生育するが,宮島以外では県内にごくわずかしか知られていない.南方系の植物で,宮島は分布の北限に近い.宮島では主に海抜300 m以下の谷間で見られる.
「宮島の植物と自然」内のページ
「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.
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