クスドイゲ

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クスドイゲ(廿日市市宮島町; 撮影: 向井誠二, Sep. 20, 2001)

クスドイゲ Xylosma japonicum (Thunb.) A.Gray

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > イイギリ科 Flacourtiaceae > クスドイゲ属 Xylosma

解説

  • 高さ5-10 mに達する常緑の亜高木.
  • 葉は互生で,単葉で鋸歯があり,両面無毛.
  • 樹皮は大木になると縦に剥がれやすい.
  • 幹や枝から,枝が変化した鋭い大きな刺が出る.
  • 雌雄異株.
  • 花は黄白色で,花弁はない.とくに雄花では雄しべが目立つ.
  • 果実は晩秋に黒く熟す.
  • 西日本の海岸近くの林内に生育するが,宮島では厳島神社の周辺でも見られる.
  • APG植物分類体系ではヤナギ科に置かれている.

花期

  • 宮島での花期は9月中旬-下旬.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県では,島嶼部と沿岸部の温暖な地域に分布.

産地

  • 廿日市市宮島町

天然記念物

  • 福山市天「神村のクスドイゲ」(目通り幹囲1.2 m).

標本

  • 三原市(yy-9321),内海町矢の島(yy-4907),安浦町浦尻(yy-5982),宮島(ts-1798),呉市小坪(ts-961216),呉市大情島(mt-7071),大崎下島(mt-8500),大崎上島(hh-6464),生口島(rn-6782),上蒲刈島(rn-9989),因島(yk-2108),尾道市浄土寺山(yk-4766),福山市柳津町(sf-5232)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 36190

文献(出典)

引用文献


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