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= クロサギ ''Egretta sacra sacra'' =
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* 瀬戸内海沿岸では黒色型のみ観察することができる.白色型は沖縄地方で多く見られる.
 
* 瀬戸内海沿岸では黒色型のみ観察することができる.白色型は沖縄地方で多く見られる.
 
* 昼行性で視力が鋭く,人をなかなか近寄せない.餌は魚類が主で,カニ等も食べている.
 
* 昼行性で視力が鋭く,人をなかなか近寄せない.餌は魚類が主で,カニ等も食べている.
* 普通,単独行動をとっているが,宮島では[[コサギ_宮島]]の群れに入って行動していることもある.大きさは[[コサギ_宮島]]とほぼ同じなので見分けは簡単にできる.
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* 普通,単独行動をとっているが,宮島では[[コサギ_宮島|コサギ]]の群れに入って行動していることもある.大きさは[[コサギ_宮島|コサギ]]とほぼ同じなので見分けは簡単にできる.
 
* 1983年12月には,包ヶ浦で珍しく2羽一度に見ることができた.クロサギの繁殖例は少なく,広島県下においても詳しい記録はない.営巣場所は海岸近くで,釣り人口が増えた現在は安全な場所が少なくなっているかもしれない.
 
* 1983年12月には,包ヶ浦で珍しく2羽一度に見ることができた.クロサギの繁殖例は少なく,広島県下においても詳しい記録はない.営巣場所は海岸近くで,釣り人口が増えた現在は安全な場所が少なくなっているかもしれない.
* 主に冬期間に見られ,稀ではないが個体数は少ない.宮島での繁殖は記録されていないが,小黒神島で繁殖している(山田)ので,夏期の記録もある.
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* 主に冬期間に見られ,稀ではないが個体数は少ない.宮島での繁殖は記録されていないが,[[小黒神島]]で繁殖している(山田)ので,夏期の記録もある.
  
 
(資料提供: 山田一太(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 熊谷美登)
 
(資料提供: 山田一太(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 熊谷美登)
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== 文献(引用) ==
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== 参考文献 ==
* 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
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* 宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
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* 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
  
 
== 更新履歴 ==
 
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2017年5月3日 (水) 21:17時点における最新版

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クロサギ(廿日市市宮島町; 撮影: 熊谷美登)

クロサギ Egretta sacra sacra

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > ペリカン目 Pelecaniformes > サギ科 Ardeidae > コサギ属 Egretta > クロサギ(種) Egretta sacra > クロサギ(亜種) Egretta sacra sacra

解説

  • 本種には黒色型と白色型がいて,本州以南の岩の多い海岸に留鳥として生息している.
  • 瀬戸内海沿岸では黒色型のみ観察することができる.白色型は沖縄地方で多く見られる.
  • 昼行性で視力が鋭く,人をなかなか近寄せない.餌は魚類が主で,カニ等も食べている.
  • 普通,単独行動をとっているが,宮島ではコサギの群れに入って行動していることもある.大きさはコサギとほぼ同じなので見分けは簡単にできる.
  • 1983年12月には,包ヶ浦で珍しく2羽一度に見ることができた.クロサギの繁殖例は少なく,広島県下においても詳しい記録はない.営巣場所は海岸近くで,釣り人口が増えた現在は安全な場所が少なくなっているかもしれない.
  • 主に冬期間に見られ,稀ではないが個体数は少ない.宮島での繁殖は記録されていないが,小黒神島で繁殖している(山田)ので,夏期の記録もある.

(資料提供: 山田一太(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 熊谷美登) (1984年5月の「広報みやじま」に掲載されたものを一部改編)

分布・産地・天然記念物

分布

産地

天然記念物

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

参考文献

  • 宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
  • 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.

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