「コバノミツバツツジ」の版間の差分

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アカマツ林の林床などで多く見られるツツジ科の落葉低木.花期は4月中旬から5月中旬.春,新芽が出る寸前に開花し,花が終わると葉が展開する.近年,広島県内では,アカマツ林が放置されて遷移が進行した結果,コバノミツバツツジが見られなくなった場所が少なくない.適度な森林施行を行うことで,開花が見られる.
 
アカマツ林の林床などで多く見られるツツジ科の落葉低木.花期は4月中旬から5月中旬.春,新芽が出る寸前に開花し,花が終わると葉が展開する.近年,広島県内では,アカマツ林が放置されて遷移が進行した結果,コバノミツバツツジが見られなくなった場所が少なくない.適度な森林施行を行うことで,開花が見られる.
  
広島県のものはアラゲミツバツツジ''Rhododendron''' '''reticulatum''' D.Don ex G.Don f. '''ciliatum'' (Nakai) Sugim.とするのが妥当とする意見もあるが,区別が困難なものが多い.
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広島県のものはアラゲミツバツツジ''Rhododendron'' ''reticulatum'' D.Don ex G.Don f. ''ciliatum'' (Nakai) Sugim.とするのが妥当とする意見もあるが,区別が困難なものが多い.
  
 
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2010年4月6日 (火) 15:33時点における版

コバノミツバツツジ Rhododendron reticulatum D.Don ex G.Don

[= Rhododendron reticulatum D.Don](広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用)

ツツジ科 Ericaceae

ツツジ属 Rhododendron


解説

アカマツ林の林床などで多く見られるツツジ科の落葉低木.花期は4月中旬から5月中旬.春,新芽が出る寸前に開花し,花が終わると葉が展開する.近年,広島県内では,アカマツ林が放置されて遷移が進行した結果,コバノミツバツツジが見られなくなった場所が少なくない.適度な森林施行を行うことで,開花が見られる.

広島県のものはアラゲミツバツツジRhododendron reticulatum D.Don ex G.Don f. ciliatum (Nakai) Sugim.とするのが妥当とする意見もあるが,区別が困難なものが多い.


花期

4月中旬から5月中旬


RhododendronRreticulatumR0015870HTMiyajima20080411M.jpg RhododendronRreticulatumR0015874HTMiyajima20080411M.jpg
開花した個体(広島県廿日市市宮島町, 2008年4月11日,撮影: H. Tsubota) 花(広島県廿日市市宮島町, 2008年4月11日,撮影: H. Tsubota)
RhododendronRreticulatumR0015896HTMiyajima20080411M.jpg RhododendronRreticulatumR0015905HTMiyajima20080411M.jpg
花(広島県廿日市市宮島町, 2008年4月11日,撮影: H. Tsubota) 花(広島県廿日市市宮島町, 2008年4月11日,撮影: H. Tsubota)
RhododendronRreticulatumHamanaka20050415M.jpg
花(広島県, 2005年5月15日,撮影: 濱中)

慣用名

  • コバミツ

備考

  • 環境庁コード: 41860

文献(出典)

  • 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(編). 1997. 広島県植物誌. Pp. 832. 中国新聞社, 広島.