「タシギ」の版間の差分

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*ユーラシア大陸や北アメリカ大陸北部の広い地域で繁殖し,日本には旅鳥として春と秋の渡り期に全国に渡来するが,本州中部以南では小群で越冬することが多い.
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*広島県内では,県内の広い範囲で5~8月を除く時期に観察される.単独か数羽程度で見られることが多い.
 
*最も嘴の長いジシギ類.
 
*最も嘴の長いジシギ類.
*旅鳥として春と秋の渡り期に全国に渡来するが,本州中部以南では小群で越冬することが多い.
 
 
*水田,湿地など淡水域の泥地を好み,視覚ではなく嘴を器用に用いて泥中のイトミミズやドジョウを探す.
 
*水田,湿地など淡水域の泥地を好み,視覚ではなく嘴を器用に用いて泥中のイトミミズやドジョウを探す.
 
*ジシギ類としては尾羽が長めで,静止時には翼端から突き出す.
 
*ジシギ類としては尾羽が長めで,静止時には翼端から突き出す.

2020年3月7日 (土) 16:01時点における版

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タシギ(広島県東広島市西条町; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 1, 2019)

タシギ Gallinago gallinago

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > チドリ目 Charadriiformes > シギ科 Scolopacidae > タシギ属 Gallinago > タシギ Gallinago gallinago


解説

  • ユーラシア大陸や北アメリカ大陸北部の広い地域で繁殖し,日本には旅鳥として春と秋の渡り期に全国に渡来するが,本州中部以南では小群で越冬することが多い.
  • 広島県内では,県内の広い範囲で5~8月を除く時期に観察される.単独か数羽程度で見られることが多い.
  • 最も嘴の長いジシギ類.
  • 水田,湿地など淡水域の泥地を好み,視覚ではなく嘴を器用に用いて泥中のイトミミズやドジョウを探す.
  • ジシギ類としては尾羽が長めで,静止時には翼端から突き出す.

分布・産地・天然記念物

分布

  • ユーラシア大陸北部・アメリカ大陸北部(繁殖),ユーラシア大陸・アフリカ・北アメリカ大陸中部(越冬)

産地

天然記念物・RDB

  • 環境省RDBカテゴリ:なし

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

  • Common Snipe

広島県方言

備考

関連ページ

参考文献

  • 樋口 広芳(監)石田 光史(著). 2015. ぱっと見わけ 観察を楽しむ野鳥図鑑. 399 pp. ナツメ社, 東京.

更新履歴

  • 2019.01.22 ページ作成.

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