「ツグミ 宮島」の版間の差分
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2015年10月11日 (日) 21:41時点における版
広島大学 > 広島大学デジタル博物館 > デジタル自然史博物館
ツグミ Turdus naumanni eunomus
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > スズメ目 Passeriformes > ヒタキ科 Muscicapidae > ツグミ属 Turdus > ツグミ(種) Turdus naumanni > ツグミ(亜種) Turdus naumanni eunomus
解説
- 冬鳥として11月頃に渡来し5月上旬渡去する,中型のツグミ科の代表種と言える.
- 全長24cmで,ハトより少し小さく,全体が茶褐色に見える小鳥である.
- 個体数も多く,海岸から畑地,公園などに多く渡ってくる.
- 宮島にも11月になると渡ってきて「クワッ,クワッ」と地鳴きを聞かせてくれ,地表面や樹枝上で採餌するのが見られるようになる.
- 冬の積雪がある日は海岸線に出て,波に洗われた砂地で群れをなして餌を採っている.
- 一般家庭の庭木にもよく来て,ナンテンやカキなどの実を食べる.
- シベリア方面で繁殖を終えると,何万羽という大群となり,大挙して日本海を渡り,北陸から中部地方に上陸してくる.
- 昔から悪質な密猟者がいて,法律で禁止されている「カスミ網」を使って見境もなく何万羽という小鳥を一網打尽にしてしまうことがあり,中部地方では一年間に400万羽の小鳥が密猟されて焼鳥にされ売られている.
- 警察や保護団体による監視と取り締まりが行われているが,輸入物と偽り売買されている.
- ツグミの外にも,メジロ・ウグイス・ルリビタキなども飼鳥用として密猟されているのが現状である.
- 飼う人がいて,売れるから密猟されるのも本当で,野鳥は野山で楽しみ,飼わないようにしたい.
- 宮島では海岸の干潟に多く見ることができる.神社の干潟,包ケ浦のグランドに多い.木の実が豊作だと群れで来る.
(資料提供: 熊谷美登(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 豊原源太郎)
(1985年11月の広報みやじまに掲載されたものを一部改編)
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
文献(引用)
- 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.