「ツチガエル」の版間の差分
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動 (→解説) |
(→解説) |
||
10行目: | 10行目: | ||
== 解説 == | == 解説 == | ||
− | * | + | *本州・四国・九州・佐渡島・隠岐・壱岐・五島列島など.日本以外では朝鮮半島と中国東北部に分布.北海道西部と伊豆大島のものは人為移入.南西諸島や対馬には分布しない. |
*広島県全域に広く分布.特に山沿いに見られる. | *広島県全域に広く分布.特に山沿いに見られる. | ||
*宮島島内の低地から山の水辺などに生息. | *宮島島内の低地から山の水辺などに生息. |
2015年1月8日 (木) 23:34時点における版
ツチガエル Glandirana rugosa
分類
脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 両生綱 Amphibia > 無尾目 Anura > ナミガエル亜目 Neobatrachia > アカガエル科 Ranidae > ツチガエル属 Glandirana
解説
- 本州・四国・九州・佐渡島・隠岐・壱岐・五島列島など.日本以外では朝鮮半島と中国東北部に分布.北海道西部と伊豆大島のものは人為移入.南西諸島や対馬には分布しない.
- 広島県全域に広く分布.特に山沿いに見られる.
- 宮島島内の低地から山の水辺などに生息.
- 繁殖期は4~9月頃と思われる.湿地や,沢沿い・平地の水たまりなどの止水の開放水面で繁殖が行われる.
- 繁殖期には「ギュウ・ギュウ……」という鳴き声を聞くことができる.
- 幼生(オタマジャクシ)は一部越冬することが知られているが,宮島島内で越冬個体がいるかどうかは要調査.
- 非繁殖期は水たまりの周囲や水中などで見かけることができる.
備考
参考文献(出典)
- 前田憲男・松井正文 『改訂版 日本カエル図鑑』 文一総合出版,1999年.ISBN 978-4829921302.
- 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎 『決定版 日本の両生爬虫類』 平凡社,2002年.ISBN 4-582-54232-8.
- 比婆科学教育振興会編集 『広島県の両生・爬虫類』 中国新聞社,1996.ISBN 978-4885172298.