「ツチガエル」の版間の差分
提供: 広島大学デジタル博物館
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* 幼生(オタマジャクシ)は一部越冬することが知られているが,宮島島内で越冬個体がいるかどうかは要調査. | * 幼生(オタマジャクシ)は一部越冬することが知られているが,宮島島内で越冬個体がいるかどうかは要調査. | ||
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2015年7月7日 (火) 01:01時点における版
ツチガエル Glandirana rugosa
分類
脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 両生綱 Amphibia > 無尾目 Anura > ナミガエル亜目 Neobatrachia > アカガエル科 Ranidae > ツチガエル属 Glandirana
解説
- 本州・四国・九州・佐渡島・隠岐・壱岐・五島列島など.日本以外では朝鮮半島と中国東北部に分布.北海道西部と伊豆大島のものは人為移入.南西諸島や対馬には分布しない.
- 広島県では標高の低い沿岸部や島嶼部を中心に分布.標高の高い高地の水田などでも見られる.
- 宮島島内の低地から山の水辺などに生息.
- 繁殖期は4~9月頃と思われる.湿地や沢沿い,平地の水たまりなどの止水の開放水面で繁殖が行われる.
- 繁殖期には「ギュウ・ギュウ……」という鳴き声を聞くことができる.
- 幼生(オタマジャクシ)は一部越冬することが知られているが,宮島島内で越冬個体がいるかどうかは要調査.
- 非繁殖期は水たまりの周囲や水中などで見かけることができる.
天然記念物・RDB
- なし
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
- wrinkled frog
広島県方言
- いぼがえる
- くそがえる
備考
参考文献(出典)
- 前田憲男・松井正文. 1999. 改訂版 日本カエル図鑑. 233 pp. 文一総合出版, 東京. ISBN 978-4829921302.
- 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎. 2002. 決定版 日本の両生爬虫類. 335 pp. 平凡社, 東京. ISBN 4-582-54232-8.
- 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島. ISBN 978-4885172298.