ツチガエル

提供: 広島大学デジタル博物館
2015年4月4日 (土) 16:36時点におけるIkeda (トーク | 投稿記録)による版
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ツチガエル Glandirana rugosa

分類

脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 両生綱 Amphibia > 無尾目 Anura > ナミガエル亜目 Neobatrachia > アカガエル科 Ranidae > ツチガエル属 Glandirana

解説

  • 本州・四国・九州・佐渡島・隠岐・壱岐・五島列島など.日本以外では朝鮮半島と中国東北部に分布.北海道西部と伊豆大島のものは人為移入.南西諸島や対馬には分布しない.
  • 広島県では標高の低い沿岸部や島嶼部を中心に分布.標高の高い高地の水田などでも見られる.
  • 宮島島内の低地から山の水辺などに生息.
  • 繁殖期は4~9月頃と思われる.湿地や沢沿い,平地の水たまりなどの止水の開放水面で繁殖が行われる.
  • 繁殖期には「ギュウ・ギュウ……」という鳴き声を聞くことができる.
  • 幼生(オタマジャクシ)は一部越冬することが知られているが,宮島島内で越冬個体がいるかどうかは要調査.
  • 非繁殖期は水たまりの周囲や水中などで見かけることができる.

備考

参考文献(出典)

  • 前田憲男・松井正文. 1999. 改訂版 日本カエル図鑑. 233 pp. 文一総合出版, 東京. ISBN 978-4829921302.
  • 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎. 2002. 決定版 日本の両生爬虫類. 335 pp. 平凡社, 東京. ISBN 4-582-54232-8.
  • 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島. ISBN 978-4885172298.