「トウネズミモチ」の版間の差分
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* 葉は対生.卵形で,革質,全縁,両面無毛. | * 葉は対生.卵形で,革質,全縁,両面無毛. | ||
* 果実はほぼ球体で,秋に黒紫色に成熟する. | * 果実はほぼ球体で,秋に黒紫色に成熟する. | ||
− | * | + | * 庭木や街路樹として植栽され,鳥により種子が散布されて逸出し,野生化したものが見られる.雑木林や極相林への侵入も危惧されている.[http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.html 要注意外来生物]に指定されている. |
* 本種によく似た種に[[ネズミモチ]]がある.[[トウネズミモチ]]は[[ネズミモチ]]より葉と花が大形であり,花期が遅い.また,[[トウネズミモチ]]は[[ネズミモチ]]と比べて葉質が薄く,葉の先端がやや尖る点,裏から見ると側脈が透けて見える点,果実が球体である点などで区別できる. | * 本種によく似た種に[[ネズミモチ]]がある.[[トウネズミモチ]]は[[ネズミモチ]]より葉と花が大形であり,花期が遅い.また,[[トウネズミモチ]]は[[ネズミモチ]]と比べて葉質が薄く,葉の先端がやや尖る点,裏から見ると側脈が透けて見える点,果実が球体である点などで区別できる. | ||
* 類似する[[オオバイボタ|オオバイボタ(''L. ovalifolium'' Hassk.)]]の園芸品種は広島県内各地に植栽され,とくに生け垣に用いられている. | * 類似する[[オオバイボタ|オオバイボタ(''L. ovalifolium'' Hassk.)]]の園芸品種は広島県内各地に植栽され,とくに生け垣に用いられている. | ||
+ | *海外で侵略的な外来種とされている. | ||
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2016年12月12日 (月) 22:33時点における版
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トウネズミモチ Ligustrum lucidum Aiton
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > モクセイ科 Oleaceae > イボタノキ属 Ligustrum
解説
- 常緑小高木.
- 葉は対生.卵形で,革質,全縁,両面無毛.
- 果実はほぼ球体で,秋に黒紫色に成熟する.
- 庭木や街路樹として植栽され,鳥により種子が散布されて逸出し,野生化したものが見られる.雑木林や極相林への侵入も危惧されている.要注意外来生物に指定されている.
- 本種によく似た種にネズミモチがある.トウネズミモチはネズミモチより葉と花が大形であり,花期が遅い.また,トウネズミモチはネズミモチと比べて葉質が薄く,葉の先端がやや尖る点,裏から見ると側脈が透けて見える点,果実が球体である点などで区別できる.
- 類似するオオバイボタ(L. ovalifolium Hassk.)の園芸品種は広島県内各地に植栽され,とくに生け垣に用いられている.
- 海外で侵略的な外来種とされている.
花期
- 6-7月
分布・産地・天然記念物
分布
- 中国原産で,明治初期に渡来したとされる.
産地
- 竹原市忠海町大久野島, 東広島市鏡山, 広島市西区鈴ヶ峰
天然記念物
標本
- 東広島市鏡山(HIRO-MY-94508; 井上ほか(2015)により報告)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード:
- 生態系被害防止外来種リスト:総合対策外来種(カテゴリ:重点対策外来種)
- 旧・要注意外来生物
- トウネズミモチ(西条キャンパスの植物)(井上ほか(2015)により報告)
文献(出典)
文献(引用)
インターネットリソース
- 環境省. 我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト 掲載種の付加情報(根拠情報):植物. https://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/fuka_plant.pdf
- 環境省自然環境局. 要注意外来生物リスト:植物(詳細). https://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/detail_sho.pdf
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