「トキワイカリソウ」の版間の差分
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動15行目: | 15行目: | ||
* 花は大形で紅紫色,距はよく発達し, | * 花は大形で紅紫色,距はよく発達し, | ||
* 常緑性. | * 常緑性. | ||
− | * 葉の裏面は無毛または微毛.葉の裏面に毛が多いものを[[ウラジロイカリソウ]] | + | * 葉の裏面は無毛または微毛.葉の裏面に毛が多いものを[[ウラジロイカリソウ]]と呼び,変種とされる.小葉は9枚である. |
=== 花期 === | === 花期 === | ||
22行目: | 22行目: | ||
== 分布・産地・天然記念物 == | == 分布・産地・天然記念物 == | ||
=== 分布 === | === 分布 === | ||
− | + | 狭義のトキワイカリソウは能登半島に産する白花のもので,福井県南部から西のものはオオイカリソウ[var. rugosum (Nakai)]に該当する.厳密にいうと,広島県はオオイカリソウの分布域には含まれないが,県北東部では,形態的にはオオイカリソウにあたる個体がコイカリソウの分布域に混在して見られる.ここでは,これを広義のトキワイカリソウとして扱っておく. | |
=== 産地 === | === 産地 === | ||
=== 天然記念物 === | === 天然記念物 === |
2011年6月9日 (木) 12:39時点における版
広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の植物 > 維管束植物 > トキワイカリソウ | 広島県の植物図鑑 / 和名順
トキワイカリソウ Epimedium sempervirens Nakai
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > メギ科 Berberidaceae > イカリソウ属 Epimedium
解説
- 花は大形で紅紫色,距はよく発達し,
- 常緑性.
- 葉の裏面は無毛または微毛.葉の裏面に毛が多いものをウラジロイカリソウと呼び,変種とされる.小葉は9枚である.
花期
- 4-5月.
分布・産地・天然記念物
分布
狭義のトキワイカリソウは能登半島に産する白花のもので,福井県南部から西のものはオオイカリソウ[var. rugosum (Nakai)]に該当する.厳密にいうと,広島県はオオイカリソウの分布域には含まれないが,県北東部では,形態的にはオオイカリソウにあたる個体がコイカリソウの分布域に混在して見られる.ここでは,これを広義のトキワイカリソウとして扱っておく.
産地
天然記念物
標本
- 神之瀬峡(ts-960525),庄原市盤之谷(ts-860505)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
慣用名
- オオイカリソウ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 19130
文献(出典)
- 山下(1977),環境庁(1979),井波(1982),土井(1983),須田ほか(1991),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 郷土の植物 / 維管束植物 | 広島県の植物図鑑 / 和名順 にもどる