「ニホンイシガメとクサガメの見分け方」の版間の差分

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==解説==
 
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*[[ニホンイシガメ]]は甲羅の後端がのこぎり状になっており,首に模様がなく,四肢にオレンジの模様がある.
 
*[[ニホンイシガメ]]は甲羅の後端がのこぎり状になっており,首に模様がなく,四肢にオレンジの模様がある.
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*[[ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方|ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方]]
 
*[[ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方|ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方]]
  
==[[県央に自然史博物館がやってくる]]==
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==広島大学総合博物館のイベント==
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*夏休みに広島大学総合博物館の企画展が開催されます.
 
*詳しくはこちら→[[第14回企画展 「県央に自然史博物館がやってくる!?」]]
 
  
 
==参考文献==
 
==参考文献==

2023年1月28日 (土) 19:27時点における版

解説

  • ニホンイシガメは甲羅の後端がのこぎり状になっており,首に模様がなく,四肢にオレンジの模様がある.
  • クサガメは甲羅の後端が円くなっており,背面に3本の隆条(キール)がある.幼い時やメスには首に模様がある(オスは黒化すると模様が消える).
  • 両種の雑種は稔性(ねんせい)をもち,雑種同士やニホンイシガメクサガメと交雑することがある.雑種は両種の特徴が現れる.雑種は通称で「ウンキュウ」と呼ばれるが正式名称ではない.
ニホンイシガメと黒化したクサガメのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 19, 2021)
ニホンイシガメの背甲(左)と腹甲(右).背甲は黄褐色で後縁にはノコギリ状の深い切れ込み(鋸歯)がある.腹甲は模様がなく黒色.(広島県東広島市椋梨川水系; 撮影: 池田誠慈, Apr. 22, 2016)
黒化したクサガメのオスの頭部.虹彩が黒くなり,側頭部や頸部(けいぶ)の黄緑色の不規則な線や斑紋が消失している.(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Sep. 5, 2016)
クサガメの背甲(左)と腹甲(右).背甲には発達した3本の隆条(キール)をもち,後縁は鋸歯状にならない.この個体はオスで黒化しており,腹甲の黄色い縁取りが消失している.(広島県世羅郡世羅町; 撮影: 池田誠慈, Aug. 2, 2015)
クサガメの背甲(左)と腹甲(右).背甲には発達した3本の隆条(キール)をもち,後縁は鋸歯状にならない.この個体はメスで黄色い縁取りが残っている.(広島県東広島市西条町; 撮影: 池田誠慈, May 6, 2016)

見分け方に関連するページ

両生類

爬虫類

鳥類

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参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島.

更新履歴

  • 2022.05.06 ページ更新.

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